scrap(スクラップ)の意味と使い方

スクラップ
 

公開日: 最終更新日:2020.12.3

スクラップはカタカナにもなっていますが、いくつか動詞、名詞で使い方があるのでご紹介します。動詞では「廃棄する、解体する」といった意味で使わなくなったものを捨てることです。

名詞では「かけら、小片」といった意味で使われ、これは新聞や雑誌の「スクラップ」の意味につながっています。

またスラングぎみに「喧嘩をする、喧嘩」の意味でも使われます。この使い方が少し特殊ですが語源が違うので別の単語だと考えるのが妥当です。

scrap(動詞)

カタカナと同じで「壊して、捨てる」ことから「~を解体する」「~を廃棄する」の意味があります。これは物体だけでなく計画などを破棄することにも使えます。

発音は【skrǽp】で動詞・名詞ともに同じです。

scrap【skrǽp】

例文

The company decided to scrap five factories to save money.

その会社は5つの工場を節約のために廃棄することを決めた。

例文

We scrapped the original plan because there were many problems with it.

我々は元の計画は捨てた。なぜなら多くの問題があったからだ。

例文

This car costs too much to keep, and I can’t sell it. I might as well scrap it.

この車は所持するのにお金がかかりすぎる。それに売れない。スクラップにしたほうがよさそうだ。

「might as well」で「~した方がいい、~する方がましだ、~するのと同じである、~してもいいだろう」など様々な意味があります。

scrap(名詞)

たいてい小さな「かけら、小片」などの意味で使われます。新聞の切り抜き記事などのスクラップも、発想としては同じです。

例文

I went through the factory cleaning up scraps of metal.

工場を金属の破片を掃除しながら通り抜けた。

例文

She found a scrap of paper to write the phone number on.

彼女は電話番号を書くための紙切れをみつけた。

例文

He doesn’t have a scrap of kindness in him.

彼は優しさの欠片もない。

これも上の例文のようにやや比喩的な意味でも使うことができます。

喧嘩

もう1つよく見かけるのは「けんかをする」「けんか」です。これは口論などではなく、殴り合いなどの肉体的な小さな喧嘩です。

語源を調べると廃棄物のスクラップとは別で、この喧嘩をするの意味は「scrape(ゴシゴシこする、キーキーとこする音)」から来ているだろうとされているので、語源が違う言葉が同一のスペルになってしまっていると考えるのが妥当です。したがって、「解体する」と「喧嘩をする」に関連はないことになります。

例文

I used to always get into scraps with my brother.

= I used to always scrap with my brother.

いつも兄と喧嘩をしたものだ。

例文

There was a scrap in the playground during the lunch break.

ランチ休憩中に遊び場で喧嘩があった。



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