indeed(インディード)は品詞としては「副詞」にあたり、何かを強調する目的で「実に、本当に、確かに、いかにも」のように使われます。結局のところ、強調しているだけであってなくても意味は同じです。
また非常にフォーマルな言葉、堅い表現なので、あまり日常の会話では使われません。ニュースに何度か登場したことがある程度で、そこまで頻繁には見かけません。
求人サービスの名前になっているのでそちらのほうがよく見かけますが、ここでは英単語としての使い方をご紹介しています。
この記事の目次!
indeedの使い方
わかりやすい使い方が「実に、本当に」といった意味合いです。発音は【indíːd】なのでカタカナにするとインディードでしょうか。
以下の例文のように文章に付け加えるように使われます。
These are indeed the robots you are looking for.
これらは確かにあなたが探しているロボットだ。
We have indeed wandered into a strange situation.
私たちは本当に変な状況に迷い込んでしまった。
It is hot indeed.
本当に暑い!
Your brother is indeed tall.
あなたの兄は実に背が高い。
堅苦しい表現でありイメージ的には福山雅治が演じた『ガリレオ』の物理学者・湯川学のようなものを連想させますね。
おそらく日本語の「確かに」あたりが近い言葉・使い方だと思います。
文頭・言葉が始まる前に挿入したり、文章が終わった後に付け加えても成立するし、単独で返事としても使えるなど柔軟で、どこに放り込んでも強調の意味が伝わるという意味では「確かに」です。しかも、なくても別にかまわないという点も「確かに」に似ています。
嫌味っぽく使う
たまに嫌味っぽく使われますが、少し古臭い使い方になっています。映画などで見かけるかもしれません。
A: I saw a zombie!!!
ゾンビを見たんだ!
B: A zombie indeed! Quit telling lies.
ゾンビ!嘘をつくのはやめろ。
日本語に訳しにくいですが、何かを嫌味っぽく強調して「ゾンビだって!」といった感じの仰々しく驚いているかのような雰囲気になります。
確認ぎみに使う
ニュースでは「確かに、実際に」といった意味で使われました。これも強調の一種だと思えば、特に問題はありません。
I knew the project would take a long time, and indeed it took three months.
そのプロジェクトは時間がかかるのはわかっていた。そして、たしかに、3か月かかった。
I heard a lot of noise in the other room, and indeed there was a party going on there.
たくさんのノイズを他の部屋から聞いた。そして、確かにそこでパーティーをやっていた。
どちらにしろ強調しているだけなので、特に意味を落としても理解ができてしまいます。日本語に訳すと不自然になるケースもあるので、無理に言葉にしなくてもいいのかなといった感じはします。
以下は実際にアプリで配信されたニュースからです。富士山でいたずらの矢印が落書きされて登山者を登山道とは違う道に誘導したニュースでした。
No injuries were reported as a result of the signs, although some climbers had indeed taken the wrong path.
何人かの登山者は確かに間違った小道へいったものの、この看板の結果としての怪我人は報告されなかった。