disgustは動詞で「人の気分を悪くさせる、嫌悪感を与える」みたいな使い方をされます。そのまま名詞で「嫌悪感」といった意味でも使われます。
形容詞は「disgusting」「disgusted」があり、「胸糞悪い、おぞましい」といった意味となりますが、少し使い方が違うのでまとめています。
disgusting / disgustedの意味と使い方
日本語の「胸糞悪い、おぞましい」みたいな意味で不快にする、ぞっとする、気分が悪くなといった意味です。
「disgusting」「disgusted」は「exciting」と「excited」のような関係です。
「不愉快にさせている側、胸糞悪くさせているもの」に使うのがdisgustingです。
一方で「不愉快にさせられている側、気分が悪くなっている側」に使うのがdisgustedです。
His disgusting attitude got him fired.
彼の不快な態度が彼をクビにした。
The milk was two months old and disgusting.
そのミルクは2ヶ月前のもので、不快だった。
This natto is utterly disgusting.
この納豆は本当に気持ち悪い。
I was disgusted by the way they treated animals.
彼らの動物の扱いに、気分が悪くなった。
He stepped on some gum and made a disgusted face.
彼はガムを踏んで、嫌な顔をした。
動詞でのdisgustの使い方
またdisgustで動詞・名詞でも使えます。以下は動詞での使い方です。
That guy disgusts me.
あいつが私を不快にする。
Violent movies disgust him.
暴力的な映画が彼を不快にした。
名詞でのdisgustの使い方
The story filled her with disgust.
その物語は彼女を不愉快でいっぱいにした。
He expressed his disgust at the movie in his review.
彼は批評の中で映画に対する嫌悪感を表明した。
これはgustの部分がラテン語では「味」の意味で、イタリア語では今でも「gusto」が「味」の意味です。
英語では「味」の意味はなくなっていますが熱狂、心からの楽しみみたいな使われ方をします。
Everyone worked with gusto.
みんな心からの楽しみと共に働いた。
ファミレスの「ガスト」もおそらくこのあたりの意味からです。それをdisで否定して「不快な」という意味につながっています。
gust(急な風、一陣の風、突風)
また英語でgustといえば「急な風、一陣の風、突風」の意味があります。
gustに風の意味があるので「gust of wind」は重言な感じもありますが広く使われています。
混同しやすい言葉ですが、gust(風)とdisgust(気分を悪くさせる)は成り立ちが違う言葉です。
A gust of wind came into the room.
= A gust came into the room.
急な風が部屋に入ってきた。
A gust of wind blew his hat across the street.
強い風が彼の帽子を道の向こうに吹き飛ばした。