人種多様なアメリカのクリスマス事情

クリスマス
 

公開日: 最終更新日:2019.12.5

2015年11月にあったパリのテロを受け、私が住んでいるアメリカ西海岸でも追悼の意を込めたフランス国旗のイルミネーションをあちこちで見かけましたが、12月の半ばになるとクリスマス色に変わりました。

日本の実家は特にクリスマスを祝う家庭ではなかったので、私はサンタがいると思わずに育ちましたが、5歳の息子は去年までカトリック系の保育園に通い、キリスト誕生のお遊戯会をやったりしたのでサンタがプレゼントを配ると信じています。

欲しい物を書いた手紙を入れた靴下を暖炉前にぶらさげて、毎日有無を確認しています。親が「良い子にしてたらくれるよ」と言っているので。ちなみに物はAmazonで既に到着済みです。

私はクリスマスやサンタについてそう教え込むつもりはなかったのですが、上記の理由で必然的にこうなったので本人に合わせています。

アメリカの学校でのクリスマス

子供達は今は幼稚園と小学校に通っていますがアメリカに幼稚園という施設は存在せず、幼稚園の学年にあたる”Kindergarten”が小学校でプログラムされています。

カトリックではない普通の公立小学校なので、クリスマスの歌を歌うことはしても、キリストの演劇などはやらず各学年がバンドで歌を演奏するくらいです。

というのも、カトリック系以外の様々な宗教を信じる家庭の子供達がいるので、公にキリストに特化した行事はできないからだと思います。

クリスマスの劇

例えば私の会社の社員にムスリム(イスラム教徒)がいますが、クリスマスのお祝いはせず子供にプレゼントもあげないと言っていました。

私の自宅周囲の玄関や庭先は皆ライトで装飾されていますが、ムスリムである向かいの家は何もなく、息子のクラスメートのイスラム教徒の親も一切何もしないと言っていました。

この3家庭は1軒を除いてハロウィンもさせていないので(信仰心の深さによるのかどうか)クリスマスも当然のことなのでしょう。

ハロウィンもクリスマスもアメリカでは子供が大いに楽しみ嫌でもムード一杯になる大イベントなので、そこまで徹底的に”させない”ことを実行するのが凄いと思いました。

その代わり、イスラム教は年末になると貧困者を救うための給料や貴金属の数パーセントにあたる金額を寄付するのが決まりだと聞きました。これはイスラム教の五行の1つの”ザカート”にあたるものだと思います。

企業同士でもギフトを送る代わりに寄付をする事もあり、今年の私の会社のパーティーでも「会社が本人(ギフトをもらった人)の名前名義で好きな団体に一定額の寄付をしてあげる」という物を送ったところ喜ばれました。

それほど、クリスマスというのは全米で寄付の活動が盛んになる時期でもあります。

クリスマスイルミネーション

また何故か日本ではカップルで過ごすイメージが先行しているようですが、欧米のクリスマスはどちらかというと家族で過ごすことが多く、ケンタッキーを食べることもありません。

アメリカ人にすれば何故クリスマスにファーストフードを?と不思議に思う有名な疑問の1つです。

家族で過ごすというのを象徴するのがこちらの動画です。音楽に合わせてイルミネーションの動きを作り、自前でラジオの発信機を用意し、それを見る人がラジオの電波を提示されたチャンネルに合わせると音楽を聴きながら楽しむことができるというものです。

私の近所にも似たようなことをしている家があり、車でラジオを聴きながら見たりします。

つまり家族総出で行う大プロジェクトでもあるわけです。

ウエストジェット航空

最後に、カナダのウエストジェット航空が行った粋なサプライズプロジェクトの有名な動画を紹介します。英語のみですが言葉はわからなくとも雰囲気で内容は理解できると思います。

どういうものなのかは動画を見てもらいたいので秘密にしますが、”フライト時間によるものの、情報収集と管理、購入、梱包、発送、顧客が行き着く場での陳列とそのタイミングに驚愕” とだけコメントしておきます。

皆さんも素敵なクリスマスを。



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