robustは形容詞で「頑丈な、長持ちする、断固とした」といった意味ですが、日本語の「しっかりした」に似た感じもあって、幅広く使えてしまう便利さがある反面、料理からビジネスまでどんな場面でもわりと合うので、日本語に訳す場合はもっと良い言葉があったりします。名詞のrobustnessと合わせて使い方をご紹介しておきます。
robustの意味と使い方
robustは形容詞で「頑丈な、長持ちする、断固とした」といった意味で掲載があります。基本的にはstrongの意味に近いです。
日本語でいう「しっかりした、ちゃんとした」のような感覚でもあり、料理からビジネスまで幅広く使えるため、具体的にどういうことか? といわれると文脈・状況によって適切な日本語が変わります。
robust【roubʌ́st】
以下の例文のように使ってください。
This curry has a robust flavor.
このカレーはコクがある/しっかりしている。
There is robust business going on in this city.
この街には堅調に進行するビジネスがある。
I have a robust collection of DVDs.
私はちゃんとしたDVDのコレクションがある。
The app market is robust.
アプリの市場は堅実だ。
This steak has a robust flavor.
このステーキはしっかりとした味がある。
The computer system has robust features.
そのコンピューターシステムはしっかりとした機能がある。
ビジネスでいえば、ちゃんと循環して活発的な市場があるといった意味になります。食べ物だとrichも近い意味です。
しかし、「彼の性格はrobustだ」とは言わないなど、言葉として合う合わないが感覚としてあります。日本語で合うからといって英語でそのまま置き換えられない難しさがあります。
実際のニュースでのrobustの使い方
実際のニュースからrobustが使われている場面をご紹介します。
For decades North Korea has had a very robust stamp market cashing in on the country’s mystique to foreign collectors…
この数十年、北朝鮮はとても確固とした切手市場を保持し、この国の神秘的な雰囲気を外国の収集家向けに活用しており…
北朝鮮は実は堅固な切手の市場があり、外国のコレクター向けに記念切手を作って外貨を獲得しています。
もう1つは日本一高いビルである大阪の「あべのハルカス」の展望台が500万人目の訪問者を祝ったコロナ前のニュースからです。
Operator Kintetsu Corp said the robust visitor numbers were thanks to increased inbound tourism.
運営を行う近鉄は、安定した訪問者数は海外からの観光客の増加のおかげであると語っている。
ニュース文の「robustな訪問者数」とは、海外観光客のおかげで安定した数字、急激な減少のないがっちりした数字を築いているといった意味合いです。
robustness(名詞)
robustnessは名詞で「構造安定性、頑強性」といった意味です。
Thanks to the robustness of the economy, many people had jobs.
経済が頑強だったおかげで、たくさんの人々が仕事を持てた。
Despite her age, she had remarkable robustness.
彼女の年齢に関わらず、彼女には並外れた強さがあった。