Forbes Japanに日本の自動車産業を30年間取材してきたライターさんが「日本車につけられた奇妙な名前」を紹介しています。
世界が仰天した「日本車の変な名前」ワースト7 名前が男性器の車も(Forbes)
この記事では理由付きで7つの日本車の名前が登場しています。
1. いすゞ・ビッグホーン
2. ダイハツ・ネイキッド
3. 三菱・レグナム
4. 日産・フーガ
5. 三菱・パジェロ
6. マツダ・ラピュタ
7. 三菱・ディンゴ
記事を面白くするためにちょっと釣り気味、飛ばし気味に書いているのはわかります。この件に関してスティーブと話しあっていましたが、彼の意見も少し違います。
全体としてイタリア語◯◯では、スペイン語では◯◯を連想させるといった理由が多いので、探せばどこかの地域の何か変な意味とかぶるのも仕方ないのかもしれません。
各社、世界展開をしているので、トヨタのセリカとスープラのように日本と現地で名前を変えている例はいくらでもあります。
一昔前は何も考えていない本当に変な名前も多かったと思いますが、今となっては世界的な企業なので、当たり前ですが社員に外国人、各国のネイティブスピーカーがいるので何かしら指摘が入ったうえでの決定だとは思います。
レグナムは英語でも変
フォーブスの記事の指摘に対して、スティーブも「あまり良い名前じゃないね…」といっていたのはレグナムです。
LEGNUM(レグナム)はラテン語で「王国」の意味だそうですが、英語ではleg(脚)とnumb(感覚のない、無感覚な、しびれた、まひした)に聞こえます。
脚がしびれることは以下のように表現可能です。
My leg is numb.
= My leg went numb.
= My leg fell asleep.
(脚がしびれた。)
ネイキッドはそんなに悪い名前ではない
Nakedは「全裸」の意味もありますが、素材感をむき出しにしたオフロード車なら別にそこまで変には思わないけど、ともいっています。
バイクにはカウルのついていない「ネイキッドバイク」と呼ばれる種類がありますが、これはWikipediaで調べた限りでは英語圏でも言葉として存在しています。
これも直訳すると全裸バイクになってしまいますが、自動車・バイクとも関連がある言葉なので、そこまで変なのかという疑問もあります。
ビッグホーン(bighorn)
「英語でビッグホーンは男性器の隠語になる」という部分には最も理解しかねるそうです。
そんな隠語があるのは聞いたことがないし、ネットで調べてみたけど出てこなかったよ、と言っていました。
この筆者の方の地域性もあるのかもしれません。
ラピュタが売春婦を意味することはジブリの記事でも紹介しています。
逆のパターンもある
逆のパターンになりますが、アメリカでおかしいと感じた車種はトヨタの”Venza”でした。北米を対象に販売された中型SUVですが、2015年以降製造はされていません。
Venza
見た瞬間「ベンザ=便座」しか思い浮かばず、笑ったことを思い出しました。北米に住んで「便座」という言葉を知っている外国人がどれだけいるか分かりませんが、同じように思った日本人はいたと思います。
自動車に関連する話題も多くなったので、上の記事に細かな用語や関連記事へのリンクをまとめて掲載しました。自動車に関する英語表現などをお探したのかたは上のリンクをご覧ください。