スペースの入った「every day」が「毎日」の意味ですが、スペースのない1語のeverydayは「日常の、普通の」を意味する形容詞になります。
明確に使い分けされるべき単語ですが、文章などではよくスペースを入れ忘れて書き間違えているケースも見かけます。それぞれの使い方をご紹介します。
他にも毎日を意味する類似の表現は多いので、あわせて取り上げてみます。
この記事の目次!
every dayの意味と使い方
1日1日を意味する「毎日、エブリデイ」です。これは後ろの言葉をweek(週)に変更すれば「毎週」になるし、month(月)に変更すれば「毎月」、year(年)ならば「毎年」になります。
everyの後ろは単数形になります。
I go to the convenience store every day to buy a snack.
私は軽食を買いに毎日コンビニに行く。
Every day I see the same black cat wandering in my yard.
毎日、うちの庭で歩き回っている同じ黒猫を見かける。
every two days
複数形にならないわけではなく、everyの後ろに続く日数をひと塊と考えることができるので「every two days(2日毎に)」といった形は可能です。
Every two days I do the laundry.
2日ごとに私は洗濯をする。
Every three days I go to the supermarket.
3日ごとに私はスーパーマーケットに行く。
これも別にdayだけの話ではないのでmonthやyearでも同じことです。
Every six months I go to the dentist.
6か月(半年)毎に私は歯医者に行く。
同じ意味を表すのは他の表現でも可能です。
Once in three days I go to the supermarket.
3日に1回、私はスーパーマーケットに行く。
every other day
every other dayは「1日置きに / 2日に1回」なので上で紹介したevery two daysと同じ意味になりますが、知らないと少し混乱する表現かもしれません。
I go to the supermarket every other day.
私は1日おきに、スーパーマーケットに行く。
しかしevery other dayには「すべての他の日」の意味もあるので、これは文脈でどちらの意味で使われているのか判断する必要があります。
Today is the same as every other day.
今日は他の毎日と同じだ。
every single day
「every single day」は意味としてはevery dayと同じで、一種の強調の表現だといえます。
日本語に例えるなら「毎日、仕事に行く」と「毎日毎日、仕事に行く」とするかの違いぐらいで、気持ちが高まった時に出てくることが多いそうですが、意味としては同じです。
I think about her every single day.
私は毎日毎日、彼女のことを考えている。
I have to live with the guilt every single day of my life.
私は人生で毎日毎日、罪悪感を背負って生きていかないといけない。
このsingleの使い方は他にもいろいろと使えますが、結局は「1つ」を強調しているだけです。
I want a single hotdog.
= I want a hotdog.
ホットドッグが1つほしい。
each and every day
each dayとevery dayは特に違いはなく、「毎日」です。組み合わせた「each and every day」といった言葉もあります。
これもeach and every dayが強調された感じがありますが、それでも全部同じといっても差し支えないぐらいの差です。
I go to the supermarket each day.
= I go to the supermarket every day.
= I go to the supermarket each and every day.
毎日、私はスーパーマーケットに行く。
もちろんeachとeveryに役割やニュアンスの差はありますが、そういった細かい部分は別として意味としては同じです。
everydayの意味と使い方
スペースの入っていないeverydayは「普段の、日常の」を意味します。名詞の前においてeveryday 〇〇の形で使われます。
よく見かけるのはeveryday lifeで毎日の生活、日常生活や、everyday peopleで一般人、普通の人々などです。
Some day robots might do the everyday chores around the house.
いつかロボットが家のまわりの日常の雑用をするようになるかもしれない。
In our everyday life we meet many people.
毎日の生活のなかで私たちは多くの人々と出会う。
これは「ordinary(いつもの、平素の、普段の)」や「normal(普通の)」でも似たような意味になります。
I work at an everyday store.
= I work at a normal store.
= I work at an ordinary store.
私は普通の店で働いている。
This is just an everyday lunch.
= This is just a normal lunch.
= This is just an ordinary lunch.
これはただの日常のランチだよ。
特別な要素のない、日常的な何かを表します。
オーストラリア人のカールに聞いてみると形容詞のeverydayは「not special(特別ではない)」けれど、特に退屈だ、どこにでもあるといったネガティブなニュアンスがあるわけではないそうです。
どちらかといえば「現実の、実生活の」といったリアルに身の回りにあるような感覚に対して使う言葉だといっていました。
以下の文章は似ているけれど意味することが違います。
I work at an everyday store.
私は普通の店で働いている。
I work at a store every day.
私は店で毎日働いている。