英語で振り返る美味しんぼの名言

美味しんぼ

このアプリ内でもたびたびネタにしていますが『美味しんぼ』は1983年よりビッグコミックスピリッツで連載が続いている原作:雁屋哲、作画:花咲アキラによる人気のグルメ漫画です。

この記事の配信時点では休載中です。

いい意味で狂った料理漫画、そして、悪い意味でも狂った料理漫画として、30年間に渡って人気を保っています。

昔はアニメ化もされていましたが、印象に残っているのは富井副部長(Tommy副部長)の甲高い声だけです。

美味しんぼのストーリー

初期は主人公の山岡士郎と、実の父親である海原雄山との確執を中心に描かれていましたが、途中に同僚の栗田ゆう子との結婚、25年目の父と子の和解などが描かれていきます。

中盤までは山岡・栗田が作る「究極のメニュー」と海原雄山の「至高のメニュー」の対決がメインテーマです。

初期の山岡士郎は誰にでも噛みつく狂犬のような性格であったり、海原雄山が気難しい人物から人格者、孫をかわいがるおじいちゃんへ変化したりと、長期連載の中で人物の役割も変化していきます。

私の好きな寿司CTスキャン事件などもニュースで配信しました。

The story follows Shiro Yamaoka as he sometimes heavy-handedly resolves various problems through cuisine, like the time he berated a substandard sushi chef after examining his food in a CT scanner.
(物語は山岡士郎を中心に、さまざまな問題を料理を通して、時に強引に解決していく。たとえば、低水準の寿司屋の大将に対して、寿司をCTスキャンで解析し罵倒するなどした。)

わざわざ英語のニュースにする必要があったのか? という疑問もありますが、実は最終回を迎えるといった発言がありました。

またまた、ご無沙汰を(雁屋哲の今日もまた)

30年の連載が終わってしまうことは残念ですが、ほっとした感じもする不思議な作品です。

ネットでは最終回の予想もはじまっており「夢オチ」も有力な意見になっているようです。夢オチだったらびっくりしますね。

時に色濃く作者の政治信条がキャラクターを通して語られ、ここ最近では福島原発と鼻血の描写で物議を醸しました。

『究極のメニュー』などバブル期のグルメブームに貢献した一方で、過激な描写がネタ的に扱われ、『課長島耕作』と並んで老害漫画の扱いを受けるなど、幅広い年代に受け入れられている漫画です。

cuisineとfoodの違い

こういったニュースではfoodの代わりにcuisineが用いられることも多いです。元はフランス語で「料理、食事」などを意味する言葉です。

cuisine (フランス語)
cuisine (英語)

無理やりカタカナにすると英語は「クィジーン(kwizíːn)」、フランス語は「キュイジーヌ」みたいな感じですね。

Japanese foodとJapanese cuisineは違いがあるのか確認してみましたが、意味は一緒だけどcuisineが上品で豪華な感じがするので広告などでは好んで使われるようです。

規定はありませんが特にその国の郷土料理や独自の料理に対して「cuisine」が使われる傾向があります。

タイで売っているタイ産のコーラとかには、あんまりcuisineとはいいませんが、トムヤンクンなどに対してはcuisineといってもいいんじゃないでしょうか。

英語で振り返る名言

今回は特別編として「英語で振り返りたい美味しんぼの名場面・名言」のさわりをご紹介します。

日常でも使える英語表現なので、ぜひ外国人と料理の話をする機会があれば使っていただきたいと思います。

Tofu and wine don’t travel well.

初期の山岡さんの名言で『ワインと豆腐には旅をさせちゃあいけない』です。

鮮度が落ち、管理が悪いと味が悪くなるので、なるべく早く食べるかちゃんと管理しろという意味です。

「旅」という言葉のチョイスが素敵ですね。もったいぶらずにはっきり言えよと思います。

これが初期の初期で、ぐうたら社員でありながらその能力の高さを見せつけたエピソードといえます。

Bonito with mayonnaise

カツオの刺し身にマヨネーズをつけて食べる方法で、周囲の度肝を抜いた名場面です。

当時まだ「マヨラー」といった言葉もなく、従来の発想にとらわれない斬新な食べ方で、真似した人も多いのではないでしょうか。

山岡さんは海原雄山との料理対決にけっこう負けていますが、初期の頃で海原雄山から一本とったといえば、この「かつおマヨネーズ」か「冷やし中華」あたりが有名です。

Give me one week and I’ll show you real food.

「一週間ください。本物の○○をお見せしますよ」は、発言として具体的に出典が不明ですが「山岡さんっぽい言い回し」として非常に有名です。

foodのところには、別の食べ物を入れてもらっても使えるし、1週間の部分も変更すれば、日常の様々な場面で使うことができます。

バリエーションとして「明日、ここに来てください。本物の○○をお見せしますよ」と相手のスケジュールを無視して勝手に決めてしまう言い回しもあります。

This is the kind of ridiculous food that American’s go for.

和食の大家ともいえる海原雄山がハンバーガーを食べて言い放った「アメリカ人好みの浅ましい食い物」が印象的ですね。

ただし、これは1回目に出されたハンバーガーは痛烈にダメだししましたが、2回目の作りなおしたものは味をちゃんと評価しています。

ケチャップで手が汚れてしまったことに対して怒っているだけであって、ハンバーガー全否定というわけではありません。

このあとにピクルスを届けるという名シーンがあります。

この回については素晴らしい検証をしているブログがあったのでご紹介しておきます。

美味しんぼを検証してみるその2 パンか肉かそれとも調和か(みつどん曇天日記)

他にもいろいろあります

記事や英語表現を書いてくれたスティーブも几帳面で、ちゃんと話の筋書きや背景を理解しないとダメだそうで、英語で美味しんぼの説明をするのが苦労しました。

他にもあげればきりがありませんが、それは連載終了する時に記事として公開しようと思います。もうちょっと表現を精査したいですね。

ぜひ楽しみにお待ち下さい。

Top image: amazon.co.jp

   


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