trip

スラングとしてのtripの意味

tripにはもちろん「旅行する」の意味もありますが、カタカナでもたまに聞きますが「ぶっ飛んでいる、ラリっている」といった薬物などに関する表現として用いられます。

あくまでスラングであって、特にノンネイティブが使えば文脈もあわせて誤解されることはないと思いますが、誰かの役に立つかもしれないので一通り意味などを記載しておきます。

いくつか名詞、動詞で使い方が異なるのでご紹介します。ドラッグ的な意味でのトリップと、普通の意味でのトリップがあります。

trip(名詞)

名詞で使うと「ぶっ飛んでいるとき、ラリっている時間」などの意味があります。幻覚作用が効いている状態です。

He bumped his head during an acid trip.
ひどいトリップのときに彼は頭をぶつけた。

He took too many drugs and had a bad trip.
彼はドラッグをやりすぎて、ひどいトリップを味わった。

もちろん、ごく普通の「旅、旅行」の意味もあります。

Have a nice trip.
よい旅を。

Make sure you pack a lot of clothes for your trip.
旅行に向けて服をいっぱいもったか確認してね。

trip(動詞)

こちらは動詞でドラッグなどで「飛ぶ、ぶっ飛んでいる、ハイになる」のような意味もあります。カタカナでも聞かないことはないかなといった感じですね。

He tripped on shrooms through the entire concert.
彼はコンサート中ずっとマジックマッシュでぶっ飛んでいた。

When she finished tripping she had a bad headache.
彼女のトリップが終わった時に、彼女はひどい頭痛がした。

ネイティブ同士で「旅行する」の意味でtripを動詞で使うと、けっこうな割合で誤解されるそうです。

I tripped to France.
*フランスまでずっとドラッグをやっていたかのように聞こえる

I was tripping across America.
*アメリカ中でドラッグをやっていたかのように聞こえる

もちろん日本人がいえば間違えているんだろうとわかると思いますが、シンプルに「旅行する」を表現したいならば他の表現が無難です。

I went to France.
I traveled to France.
*普通の表現です

trip(動詞)つまずく

「つまずく、よろめく」などの意味もあります。

slip(スリップ)が後ろ向きに尻もちをつくような形で滑って転ぶのに対して、tripは何かにひっかかったりで前のめりにつまずく形です。

サッカーの試合などを英語で聞いていると登場する言葉です。

I tripped on a rock and hurt my ankle.
石でつまずいて足首を痛めた。

Messi got a yellow card for tripping his opponent.
メッシは相手選手をつまずかせてイエローカードをもらった。

これらがどのような意味で使われているのかは、だいたい文脈で判断できるそうです。

trippy(形容詞)

クスリでぶっ飛んでいるような何か、そのような体験、またクスリで飛んでいるときのような奇妙な何かを指すことができます。

That movie was very trippy. I couldn’t understand what was happening.
あの映画かなりぶっ飛んでた。何が起こったのかわからなかったよ。

It’s trippy to think about how big the universe is.
宇宙がどれぐらいでかいかって考えるのはぶっ飛でる。

あまり役にたたないLSDとドラッグの表現

スティーブの説明を聞きこの原稿を書きながら感じましたが本当に無駄な知識です。

せっかく説明してくれたので書きましたが、これを覚える時間を別の表現にまわしたほうが生産的だとは思いますが、ご判断はおまかせします。

興味ない人は読み飛ばしたほうが懸命でしょう。

LSDは英語ではacidとも表現されます。日本語では「麻薬・薬物」と一緒にされますが、LSDは幻覚剤、コカインは興奮剤なので種類が違います。

普通の人は使わないと思いますが、種類が違うと表現も少し変わるという話です。

まず基本的なところですが「high」を使うとクスリやっているといった意味になります。

He is high.
彼は(クスリで)ハイだ。

He is tall.
彼は背が高い。

カタカナの「今日はすごくハイだね」とも意味が違うので使う場合は気をつけてください。

trip / travel

上にも書きましたがtrip / travelで誤解が生じます。

She is tripping.
(*クスリをやっているという意味です)

She is traveling.
彼女は旅行中だ。

She is taking a trip.

最後の例文は90%で旅行中に解釈されるけど10%はクスリやっていると受け止められ可能性はあります。

tripは幻覚剤を使っている人に対して使うのであって、コカインのような興奮剤には使いません。

He is tripping on acid.
彼はLSDでトリップしている。

He is tripping on cocaine.
(*この表現は変)

しかし、さっきご説明したhighはあらゆる薬物に使えます。

He is high on marijuana.
He is high on cocaine.
He is high on acid.

acid

基本的にはacidはLSDの言い換えで幻覚剤を指しますが、文脈によっては薬物全般を指すことができます。

彼は20代の時に薬物をやっていたを意味する例文です。

He took acid in his 20s.
(*あらゆる薬物を指すことが可能)

He did acid in his 20s.
(*あらゆる薬物を指すことが可能)

上の例文のacidは「薬物」を指していますが、下のようにdrop+acidになるとLSDのみを指します。

He dropped acid in his 20s.
(*この場合はLSDをやっていた)

要するには「drop」はLSDなどの幻覚剤に対して用いる動詞なので興奮剤やマリファナには使えません。

He took cocaine. (OK)
He did cocaine. (OK)
× He dropped cocaine.
(*落としたの意味になってしまう)

まとめるとacidは薬物全般と幻覚剤のみを指すケースがあり、dropが使われると幻覚剤だと思って間違いありません。これらの知識を覚えてもTOEIC対策にはあまりならないと思います。

stimulant / depressant

ドラッグの分類としても使われる言葉です。麻薬といっても覚醒剤は文字通り、人間を興奮・覚醒させるタイプのもので、コカイン、スピード、LSDなどが分類されるのは「stimulant」です。アッパー系と呼ばれたりします。

反対に人を落ち着かせる抑制剤、ダウナー系と呼ばれるのが「depressant」で、モルヒネ、ヘロイン、大麻、アルコールもこちらに分類されます。

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