stop / halt / cease

stop / halt / ceaseの違い

stop / halt / ceaseはどれも何かの動作などに関連して「止める、停止する」といった似たような意味があります。

これらの違いについて、ネイティブスピーカーに意見を聞きながら、違いをまとめてみました。

この記事はhaltの使い方を中心に書いています。結論としては全部stopでもいいのではないかといった感じはします。

stop

特に説明の必要はないと思いますが、おなじみのstopは何かをやめたり、とめたりする場合に使われる一般的な言葉です。他の紹介する言葉を無理に使う必要がなければ全部「stop」でいいと思います。

The train stopped at my station.
電車は私の駅で止まった。

I stopped working when the bell went off.
ベルが鳴ったときに私は仕事をするのをやめた。

haltの意味

ほぼstopと同じ意味ですが、あらたまった表現、より堅くフォーマルな響きを持った、形式張ったstopです。語源としては古いドイツ語にさかのぼるようです。

発音は【hɔ́ːlt】なので「ホールト」がカタカナでは近い音です。読み方は音声ファイルを参考にしてください。

halt【hɔ́ːlt】

軍隊などでよく使われ、軍事施設などに勝手に入ろうとすれば口頭で「halt!(止まれ!)」と言われるかもしれません。

日常会話でも使用可能です。語感的には日本語の「止める」と「停止する」ぐらいの差でしょうか。

看板や案内文でもたまに見かける重要な警告表現ではあるので、覚えておいたほうがいいかもしれません。

The company halted all smoking in its offices.
その会社はオフィスですべて禁煙にした。

ただし、stopと置き換え可能なケースもありますが、以下のような個人的なことには表現としては使いません。あくまである程度、公式・正式な感じの停止です。

I halted smoking.
(この言い方はしない)

必ずというわけではありませんが「何かによって中断させられた」「突然、終わった」といった感覚をほのめかしています。

The government halted the production of more trains.
政府はさらなる鉄道の建設を中止した。

The troops halted at the destroyed bridge.
部隊は壊れた橋で停止した。

bring to a halt

名詞で使うケースも多く、こちらもhaltを使うことで「突然、止まった」「何かに邪魔されて中止した」「何か事情があって停止した」といったニュアンスが少し感じられます。

bring to a haltの形がよく用いられて「~を中止・停止させる」を意味します。

We brought the party to a halt when there was no food left.
私たちは食べ物がなくなった時に、パーティーを終わらせた。

screechingを間にいれると強調表現になります。この場合「突然中止される」「突然に終わりが訪れる」といった意味が強くなります。

We brought the party to a screeching halt when the police came.
警察が来た時に、私たちはパーティーを急に終わらせた。

必ずではありませんが、特に例文のscreeching haltを使うとニュアンスとしてもっとパーティーを続けたかったような雰囲気、アクシデントがあったことが感じられます。

stopでも同じような内容が書けます。

We stopped the party when there was no food left.
私たちは食べ物がなくなった時に、パーティーを終わらせた。

stopで書くと事情はわかりませんが、食べ物がなくなったので自然にパーティーを終えたといった普通の意味になります。もちろん続けたかった可能性は十分に考えられます。

come to a halt

come to a haltの形もありますが主語が違います。止まることになるものが、主語になります。

The train came to a halt at my station.
電車が私の駅で止まった。

同じくscreechingを入れると意味が強くなります。

The train came to a screeching halt when they saw a cow on the tracks.
彼らが牛が線路にいるのを見つけたときに、電車が止まった。

同じくアクシデント的な突然の停止や、何かによって止まってしまったことを匂わせる文章になっています。

cease

ceaseは非常に文語的、公式な堅い文章に登場する言葉で、そんなに見かけることもないと思います。意味としてはstopと同じで、無理に使う必要もない言葉です。

発音は【síːs】なので「シース、スィース」あたりが近いです。

The rain didn’t cease.
=The rain didn’t stop.

上のような意味としては使えますが、ちょっと古臭い言葉遣いであり、文学的な表現です。小説などでは見かける表現かもしれません。

見かけるとしたら「cease-and-desist」といった言葉です。停止通告書、中止命令などを指します。

後ろにletter(通知書)かorder(命令)が来ることが多いですが、知的財産侵害行為などの停止を求めるフォーマルな要求です。

The website was given a cease-and-desist letter for uploading movies.
そのサイトは映画のアップロードに対しての停止通告書を与えられた。

She received a cease-and-desist from Pizza Hut for infringing on their copyright.
彼女は著作権侵害によりピザハットから中止命令を受けた。

never cease to amaze me

会話で登場するとすれば、ある程度決まり文句になった表現がいくつか存在しています。

You never cease to amaze me.

このamazeの部分が「surprise」や「astonish」だったりバリエーションはあります。

直訳すると「あなたは私を驚かすのを絶対にやめない」の意味ですが「あなたにはいつも驚かされるよ、びっくりさせられっぱなしだね」といった、ある程度の期間を伴った驚きを伝える表現です。

Will wonders never cease?

これも決まり文句としてceaseが使われている表現ですが、使われ方としては皮肉で用いられるケースがほとんどです。

A: Bob finished all his homework.
ボブが宿題を全部終わらせたんだって。

B: Will wonders never cease?
驚きは絶えないね。

日本語訳、和訳としては「驚きが絶対に終わらないだろうね?」「驚きは終わらないよね?」みたいな感じですが、意味としてはBの人物はボブが宿題を終わらせるなんて思っていなくて、驚いたねと皮肉を込めていっています。

「wonders will never cease」と疑問文になっていないケースや「ever」が使われるケースなど少しバリエーションが見られます。

疑問文になっていても答を求めていないrhetorical question(レトリカル・クエスチョン)にあたる表現です。

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