shaming

shaming(シェイミング)の文化

ワイルドスピード(原題:The Fast and the Furious)への出演で有名な俳優のヴィン・ディーゼルが、パパラッチに「fat-shaming(ファット・シェイミング)」をやられた話題をニュースに取り上げました。

文化というほど良い行為ではありませんが、けっこう欧米独自のカルチャーであるといえます。しかも、だいたい有名な女優がターゲットにされる行為ですが、今回は男性であるヴィン・ディーゼルがやられたのも、ちょっと珍しさがあります。

今回は「shaming(シェイミング)」をご紹介します。

shamingとは?

「恥ずかしい思いをさせる、恥」の意味を持つ「shame」から来る言葉です。

online-shamingやinternet-shamingと呼ばれる行為は、日本でいえば「ネットでのさらしあげ」「私刑」に近いものです。

ネットの「さらしあげ」はたびたび問題視されますが、例えばコンビニのアルバイトが冷蔵庫に入った写真をツイッターにあげたり、イベントに来たおたく系の人に対してスタッフが「きんもーっ☆」と暴言を書いた場合など、住所・顔写真・学校名などを調べてネットに拡散するような行為を指します。

相手に対して恥ずかしい思いをさせることが-shamingと呼ばれる行為の総称です。筋肉質で屈強な男を売りにしていたヴィン・ディーゼルが下の写真をネットにアップされています。

シェイミングにもいくつか種類があるのでご紹介しておきます。

fat-shaming

「デブのさらしあげ」といった意味で、普通は太ってしまった女優などがターゲットにされ、プライベートな写真をネット上に公開されてしまう行為をさしています。

男性のヴィン・ディーゼルが的にされたのは、屈強な身体を売りにしていた俳優が、だらしない身体になってしまったのでネタになるからでしょう。

ニュースでは以下のように表記されました。

Although fat-shaming used to be typically aimed at female actors, many attacked Diesel with comments such as “fat and the furious” and saying he had a “dad bod.”
「ファットシェイミング」は通常は女優が狙いにされるものではあるが、多くの人々がディーゼルに対して「デブと怒り」や「オヤジの体だ」といったコメントを書いている。

このあたりのデフ、太っている、肥満に関する表現は『デブ、太っている、肥満の英語表現』にまとめているのでご覧ください。英語にもビール腹のような表現があります。

その他のshaming

【body-shaming】
太った身体だけではなく、整形した顔などをターゲットにはずかしめる行為を指します。

【slut-shaming】
誰とでも性的な関係を持つような女性がターゲットにされるものです。

ヴィン・ディーゼルの反応

ヴィン・ディーゼルはそういった行為は慎むべきだと語り、すぐさま鍛え直した身体をインスタグラムに投稿して反撃しました。

いかにもアメリカっぽいゴシップ系のニュースといった感じですね。

とはいえfat-shamingが男性にも行われたのは男女平等の観点から良いことでは?といった意見もネットの一部ではあがっているようですが…。

Shame on you

関連してですが「Shame」に関する表現もご紹介しておきます。

辞書によっては「恥を知れ」と書いていますが、ニュアンスとしてはもっとカジュアルな表現で、大人が子どもなどに使うことも多いです。

「みっとないなぁ」「だめじゃないか」「恥ずかしいよね」といった程度で、些細な行為、マナー違反などに使います。

Shame on you for eating the whole cake.
ケーキを全部食べちゃうなんてみっともないなぁ。

逆にいえば殺人事件などをしてしまった人には表現が軽すぎてあまり使いません。

put ~ to shame

直訳すると「~に恥をかかせる」ですが、もう少しポジティブに「~顔負けの」「~も真っ青のすごさだ」といった表現が可能です。

一般に認められている物を引き合いに、それをはるかにしのぐといった意味での表現も可能です。

He is so good at piano he puts professional players to shame.
彼はピアノが得意で、プロも顔負けだ。

The new Star Wars movie puts the previous three to shame.
新しいスターウォーズは前3部作をはるかにしのぐよ。

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