qualify

qualifyとcertifyの違いと使い方について

qualifyという単語についてスティーブとけっこう長い間、根本的にどういう意味なのか話しあって確認していました。

考え方次第ですが複雑になってしまう要素として以下の2点があがりました。

qualifyを辞書で調べてみると「(自分が)資格を得る、資格を取得する、適任である、予選を通過する」といった自動詞の使い方と、「(誰かに対して)~に資格を与える、~を適格とする、適任とする」の他動詞の2つの用法が存在していること。

もう1つが「資格を与える」という日本語が何を意味するのか? です。日本語の「資格」はけっこう曖昧な言葉です。

同じく「certify((正式に質・資格などを)保証する、認証する」「~に資格・免許を与える」との比較も含めて書いていきます。

単純に私が理解していなかった部分もありますが、話し合った結果と例文をいっぱい作ってもらったので、まとめてみました。参考にしてください。

全体にいえるのは「資格」という言葉は忘れたほうがいいかもしれないことと、全体的に整理して考えたい方は後で英英辞書で調べたほうがわかりやすい可能性があることです。

基本的なqualifyの使い方

基本的には「(主語の人が)条件を満たす」「十分な能力がある」と考えたほうがわかりやすいのではないかと思います。「資格」という言葉が邪魔に感じました。

He qualified for the race by finishing a lap in under five minutes.
5分以下のラップタイムで終えたことで、彼はレースへの条件を満たした。

I qualify for the contest because I’m over 20 years old.
私は20歳以上なので、コンテストへの条件を満たしている。

基本的に上のような「主語の人が条件を満たす」という自動詞として用いられます。

他動詞「何かが誰かの条件を満たさせる」として使えないこともないそうです。その場合は以下のようになりますが、この言い回しをする特別な理由はありません。

My under five-minute lap time qualifies me for the race.
5分以下のラップタイムがレースのへの条件を満たさせる。

My age qualifies me for the contest.
私の歳がコンテストの条件を満たさせる。

辞書に掲載がある「~に資格を与える、~を適格とする」を日本語で考えた場合にはOKでも、以下のような英文は変です。

The race staff qualified me for the race for my under five-minute lap time.
(*この使い方はおかしい)

日本語だと「5分以下のラップタイムだったので、レースの運営者はレース本戦への出場資格を私に与えた」みたいな言い回しが成立しますが、英語ではこの使い方ができません。

「資格」という言葉の曖昧さ

例えば日本語では「私はあなたを愛する資格がある」「君にはサッカー日本代表になる資格がある」「人の心の中に踏み込むには、それ相応の資格がいる」のようにも使います。

しかし、これらは誰かに資格証(ライセンス)を発行されたり、認定されるたぐいの行為ではありません。

「条件を満たす」「適任である、能力がある」ことの資格と、ライセンス・免許の意味での資格の日本語の存在が不必要に混乱させている感じがあります。

certify

certify

もし話している内容が「お前にそんなこと言う資格はない!」などの条件の話ではなく、医者や弁護士、教師のように証明書・免許・ライセンスを、どこかの団体・国から正式に発行され認可されるようなもの、それに近いものだとするならば、それはcertifyが意味としては近いです。

日本語では「資格・免許を与える、認定・証明する」です。

The Board of Education certified me to teach English.
教育委員会は私に英語を教える資格があると認定した。

I am certified to be an English teacher by the Board of Education.
私は教育委員会から英語の教師の資格を認定されている。

参考までに以下の例文も掲載しておきます。

I am qualified to be an English teacher because I was certified by the Board of Education.
私は英語の先生の条件を満たしている。なぜなら教育委員会から認定されたからだ。

My experience qualifies me to be an English teacher.
私の経験は英語の先生になる条件を満たしている。

The Board of Education qualified me to teach English.
(*この使い方は変です)

qualifiedとcertifiedの違い

これも形容詞でqualifiedは経験や知識など「十分な経験がある、適性・能力がある、条件を満たす」と考えたほうがいいかもしれません。

経験、知識、キャリアなどが条件を満たしていることに重点を置いた言葉です。

We need more qualified English teachers at this school.
私たちはもっと経験のある英語の先生をこのスクールに必要としている。

One of our qualified sales staff will help you choose the right computer for your home or office.
十分な能力のある販売員のひとりが、あなたの家か職場にぴったりのPCを選ぶのを手伝いますよ。

I didn’t get the job because I wasn’t qualified.
職を手に入れることができなかった。なぜなら自分には十分な経験・知識がなかったからだ。

同様の問題が起こり、弁護士、会計士など国や団体などからライセンスを発行されるタイプの能力は「certified / certificated(有資格の)」という単語があるからです。

He is a certified mechanic.
彼は資格のあるメカニックだ。

He is certified by the government.
彼は政府により認定されている。

発行している団体や規格名がunderをともなって後ろに入ります。

The new vitamins need to be certified under the Food and Drug Administration before they can go on sale.
新しいビタミンは売り出される前にアメリカ食品医薬品局の承認がいる。

Our factory is certified under ISO 14000.
私達の工場はISO14000に認定されている。

ISO14000は国際標準化機構が発行する、環境設備などに関する基準です。

disqualify

逆の意味のdisqualifyは「~を不適格と見なす」「~の資格を剥奪する、~を失格にする」で、ややこしいことに他動詞の用法しかないので「○○さんを不適格とみなす」のように相手を絶対に伴います。

The judges disqualified him for using performance enhancing drugs.
審判団は彼を運動能力向上薬を使ったとして不適格(失格)とみなした。

I was disqualified from the contest because my brother works for the company.
私はコンテストに不適格とみなされた。なぜなら兄弟がその会社で働いているからだ。

unqualified

unqualifiedは「十分な経験がない、適正・能力がない」です。

The government is trying to get rid of unqualified teachers in the city.
政府はその街の能力のない先生を排除しようとしている。

The guy was unqualified but he could still fix my computer.
その男は十分な知識や経験はなかったが、それでも私のパソコンを治すことができた。

I didn’t get the job because I was unqualified.
職を手に入れることができなかった。なぜなら自分には十分な経験・知識がなかったからだ。

underqualified

似た言葉で「underqualified」も存在しており、こちらは経験・知識がないとはいわないけど、「十分ではない、下回っていること」を意味します。

He was underqualified but we still hired him.
彼は能力が十分ではなかったが、それでも私たちは彼を雇った。

補足:qualified、unqualifiedが形容詞なのか受動態なのかはここでは省略します。後日、もう少し掘り下げて復習用サイトにまとめます。

この部分を深く知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

英語の形容詞的受身:現象と文献の紹介

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