police

policeは警察か警察官か?

「Police」は試験問題などでは頻出の重要単語で、文法上の扱いは常に複数形になります。people(人々)などと同じ扱いです。

「Police is」や「Two polices」のような形にはならず、policeだけで複数形として扱われます。

文法上は「集合名詞」と呼ばれています。

policeとthe police

日本語でも「警察」といった場合に、人間としての「警察官」を指す場合と、組織としての「警察」を指すケースの両方が考えられます。

カナダ人のスティーブに確認しましたが、だいたい以下の理解で大丈夫みたいです。だいたいと書くのは、探せば例外はあるからです。

police

単純にpoliceとだけ書かれた場合には「police officers(警察官)」を指しているケースが多いです。ポリス・オフィサーといえば間違いないと思います。

the police

the policeと表記された場合、大抵は「警察組織、警察官の団体、刑事の集団、オフィスで働く人々」、またはそれらの一部を指します。

例文の比較

①I called the police when someone stole my car.

②I called police when someone stole my car.

「誰かが車を盗んだので警察に電話をした」の意味にとれますが、一般的な表現は①を使います。

①は「誰かが車を盗んだので警察(署)に電話をした」と解釈されます。

②は少し変で知り合いなどの警察官に直接、電話をかけたように受け止められるそうです。

例文の比較その2

もう1つ例文を比較してみましょう。

③There have been many issues of violence by the police in America.

④There have been many issues of violence by police in America.

「アメリカでは警察による暴行問題が多く存在し続けている」といった意味になります。

③は警察組織としての暴行問題、組織的な暴力を指していると解釈されます。

④は警察官による暴行問題になります。

ニュースなどで白人警察官が黒人に対して不当に発砲したなど問題になるのは④の表現になります。

どちらが正しいわけではなく、別の問題になります。

On the force

on the forceやmember of the forceは「警察官として働いている、警察に雇われていること」を指すときに登場します。

決して警察そのものを指してはおらず、あくまで働いていることを意味する場合にのみ使います。

My son is on the force.
(私の息子は警察官として働いている)

My son is a member of the force.
(私の息子は警察の一員だ)

He is the youngest member of the force.
(彼は最も若い警察の一員だ)

少し無理にニュアンスを残した訳を書きましたが、上の2つの表現も「私の息子は警察官だ」と訳しても意味は同じです。

表現として働いていることを指している点にだけは少し注意が必要です。

逆にいえば警察官そのものを指しては使いません。

× Hey, look at that member of the force.
(*この使い方はおかしい)

このような雑な感じの場合は、普通は以下のようにいいます。

Hey, look at that cop.
Hey, look at that police officer.
(ヘイ、あの警察官を見ろよ)

The law

lawそのものは法律の意味ですが「the law」でも警察として使われています。警察は法律を守るようにさせるのが仕事だからでしょう。

I’m wanted by the law.
(私は警察に指名手配されている)

She was pursued by the law across America.
(彼女はアメリカ中の警察から追われている)

ただしあくまで概念、組織としての「警察」であって、警察官ではありません。

× There are many law on the street.
(*警察官は指さない)

警察の別名・スラング

警察、警察官の別名もさまざまあるので簡単にご紹介しておきます。世界共通で隠語なども含めて別名が生まれやすい職業なんだろうと思います。

Cop

警察組織の一員、警察官を指す言葉として非常に有名です。ただ上品な言葉ではなく、警察官に向かって言うと、おそらく怒られるかムッとされる種類の表現です。

サツ、マッポ、ポリみたいなニュアンスです。マッポは南野陽子が言ってるのかしか聞いたことありませんが、今でもそう呼ぶ人はいるんでしょうか。

Call the cops! Someone stole my car!
(サツを呼べ!誰かがわいの車を盗みやがった!)

フォーマルな言葉

以下はニュースなどで警察を置き換えた言葉としても見かけることがあります。

先に紹介したものと重複していますが()でofficerは警察官を、policeは組織を指しています。

law enforcement (police)
the force (police)
the law (police)
constable (officer)
patrolman (officer)
patrolwoman (officer)

スラング

時代や地域性もあると思うので、どこまで通用するのかは不明ですが、代表的なスラングです。

5-0 (police)
the heat (police)
the fuzz (police)
pig (officer)
flatfoot (officer)

5-0(ファイブオー)は1980年代に放送されていたハワイを舞台にした刑事ドラマ「Hawaii Five-0」からだそうです。2010年にリメイクされています。

こんなの使う人いるの?と聞いてみましたが、ヒップホップの歌詞などによく登場するようです。

映画やドラマに登場する警察組織については以下の記事にまとめています。

また警察とは反対にあたる犯罪用語に関しても一通りまとめてみました。

あわせてご覧ください。

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