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ナイキのスローガンJust do itは死刑囚の言葉から

アプリの中でニュースとしてNikeの有名なスローガン、キャッチフレーズである「Just do it」が有名なアメリカの死刑囚の言葉から来ている、とお伝えしました。

この話はニュースとしてもなかなかおもしろかったので、そのままニュース文と一緒にお伝えします。2013年に25周年を迎えた言葉なので、もうすぐ登場してから30年目を迎えるかなり長いキャッチフレーズです。

キャッチフレーズの誕生秘話

アプリ内のニュースで取り上げたニュースを少し長くなりますが部分的に掲載します。

Sporting goods manufacturer Nike is said to have one of the best taglines of the 20th century with “Just do it.” However, recent reports say that the slogan came from an unusual source.
(スポーツ用品製造のナイキは20世紀において最高のうたい文句といわれる「Just do it」を持っていると語られる。しかしながら最近の報告によると、このスローガンは普通でないことが元になっている)

The ad executive who created it, Dan Wieden, said that back in 1988 he was facing a hard deadline to come up with a tagline that would tie together five separate commercials for Nike as the company was struggling in competition with Reebok.
(それを生み出した広告部門の重役、ダン・ヴィーデンは、1988年の当時、彼はナイキの5つの異なる広告を1つに結びつけるうたい文句を考えだす困難な締め切りに直面していた。ナイキはリーボックとの競争においてもがき続けていた)

Wieden confessed that he remembered the words of convicted murderer Gary Gilmore who uttered “let’s do it” moments before he was executed by a firing squad. Wieden made a small alteration and one of the most famous taglines in advertising was born.
(ヴィーデンの告白では、彼は有罪判決を受けた殺人犯ゲイリー・ギルモアが、銃殺隊による死刑執行前の瞬間に口に出した「let’s do it」を思い出したという。ヴィーデンは少しの修正を行い、広告において最も有名なうたい文句のひとつが誕生したのだ)

ニュースを補足すると、1988年当時はライバルのリーボックに水をあけられている状態で、ナイキは苦戦していました。

その時に5つの別々のコマーシャル映像を作りましたが、全体をつらぬくキャッチフレーズ・テーマが欲しいとの要望で、それを考えていたのがダン・ヴィーデンです。

生まれたのが「Just do it」で今やNikeを象徴するような有名なフレーズになっています。

「ただやるだけ」の意味ですが、相手にハッパをかける、相手を急かしたてるニュアンスが色濃い言葉であり「行動に移すだけ、さあやろうよ」といった意味になります。

ただし言い方によってはキツイ感じもして「いいからやれよ」といった、「何も考えずにさっさとやれよ」のような怒っている感じにも伝わります。

トレーニングのコーチが「いいからやれよ」といった場合にはちょっと怒っている感じにもなるので、もし使う場合は伝え方に注意してください。

すべて英語ですがニュースに登場するダン・ヴィーデンさんのインタビューもあります。

ゲイリー・ギルモア(Gary Gilmore)

ニュースに登場する死刑囚も有名な存在で、1977年に死刑執行されています。

当時のアメリカを含む世界では死刑反対の風潮が強く、死刑制度が停止されていたような状態でした。

ゲイリー・ギルモアは「死刑される権利」を望み、家族や死刑廃止団体の説得にもかかわらず、死刑される権利を勝ち取ります。

銃殺刑か絞首刑かを選べたため、彼は銃殺刑を選びます。

そして死刑の直前の「let’s do it」のつぶやきへとつながっていきます。

この死刑のあとでアメリカの死刑制度が再開されたこともあり、アメリカの犯罪史においても重要な意味合いを持つ人物だったともいえます。

彼の弟が執筆した、ギルモアを描いたノンフィクション作品『心臓を貫かれて』(原題:Shot in the Heart)』が出版されており、日本版は村上春樹が翻訳を担当したことでも話題になりました。

シャイア・ラブーフ(Shia LaBeouf)

直接は関係ありませんが、有名な心震える動画があります。2000万回再生に届こうかという1分程度の人気動画です。

一部ではアメリカ版松岡修造ともよばれ話題になっている、アメリカのコメディアン、シャイア・ラブーフさんの動画です。

簡単な英語しか話していないのでリスニング教材としても手頃です。

何かに迷われる受験生や、恋に悩むあなた、ぜひこの動画から勇気をもらっていってほしいですね。

ポーズは何か意味があるんでしょうか…。というか言ってることがほとんど何かからのパクリっぽいですね。

文中に登場するスローガンやタグラインについてまとめた記事があるのであわせてご覧ください。

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