モイスト

Moistが最悪な英単語の調査でトップ

辞書製作で有名なオックスフォードプレッシングが実施した国際的な調査では、最も最悪な英単語が「Moist」だったそうです。ニュースとして配信したときは中間の集計結果でトップでした。

日本人の私達からすると「Moist」がそこまで嫌われる理由がはっきりしません。オックスフォードの集計も理由が記載されていないので、個々の単語がなぜ嫌われているかよくわからない状態です。

ネイティブであるスティーブにも確認しましたが、はっきりした理由はわからないし、彼個人的にも「Moist」が嫌いでもないそうです。

配信したニュースの抜粋

実際にアプリの中で配信したニュースはこんな感じです。英語圏の3カ国で嫌われるのは、それなりに理由があるのでしょう。

Dictionary maker Oxford University Pressing is holding an International survey to find the least-liked word in the English language. Currently “moist” is the front-runner coming in first place in Canada, the US, and Australia.
(辞書製作のオックスフォードプレッシングが、国際的な調査を実施した。英語の中で最も好まれていない単語を見つけるためだ。現在「Moist」が先頭を走っており、カナダ、アメリカ、オーストラリアで1位だ)

It is also in the top four most hated words in the UK along with “Brexit,” “British,” and “no.” The word “no” came in first in Germany and the Netherlands while India has a distaste for the words “love” and “sorry.”
(また上位4位の最も嫌われている単語はイギリスでは「Brexit」「British」そして「No」だ。この「No」はドイツとオランダでも1位だ。一方でインドでは「love」や「sorry」が嫌われている)

英単語のmoist

この単語の意味は「湿った、湿気のある、ぬれた、涙ぐんだ、じっとりしている」でwetに近い意味合いです。

wetと比較すると確かに少しネガティブな要素があるようです。

①His hands were wet.
②His hands were moist.

①は皿洗いや手を洗った後のような湿り気や濡れた感じですが、②になると汗や油のような清潔感を伴わない濡れ方を感じさせるようです。

ただしネガティブな文脈だけではなくクッキーなどにも使われます。

Your cookies are sweet and moist.
(あなたのクッキーは甘くてしっとりしてるね)

的確な日本語が思い浮かびませんが、良いクッキーはちょっと湿り気のあるやわらかさ、水分を含んでしっとりしている要素があります。

サクサククッキーもありますが、コンビニの冷蔵コーナーにあるような値段のはるクッキーは、しっとりした感じがあります。

必ずしも悪い意味で使われる言葉ではありません。

化粧品などでも水分を補給する、水分にテーマをあてたものは「モイスチャー◯◯」と呼ばれたりします。

moisture(水蒸気、水分、湿気、湿度、蒸気、少量の液体)も英単語としても存在しています。

There is too much moisture in this room.
(この部屋は湿気が多すぎる)

mositの擁護

このmositが最悪だという意見に反対する人もいて、イギリスの人気料理番組のホストは「moist」を支持するキャンペーンを展開し、この調査に抗議するためファンたちにモイスト・ドリズル・ケーキを作るように呼びかけていました。

スティーブもよく知らないと言っていたのですが、こういうケーキがあるのだと思います。

moist drizzle cake(グーグルイメージ)

drizzleは「線のようにかける」なので、お好み焼きなどに細いマヨネーズを網目のようにかけたものが、まさにイメージに近いですね。

グーグルのイメージ検索の結果を見てもらえれば、パンケーキに網目のようなシロップがかかっています。

スティーブもいい意味でも使われる単語でもあるので、イギリスの料理番組のホスト役が反対したくなる気持ちもわかると言っていました。

その他の言葉Brexitなど

登場する単語について「No」は確かにネガティブな意味があるので、嫌う人がいるのはわかるそうです。

BrexitはイギリスがEUを離脱する際に生まれたBritish+exitの造語です。

Britishはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合国家としての総称です。British、Brexitあたりは、政治的にEU離脱や連合国家をよしとしない人が投票している可能性が考えられます。

スティーブが言うにはBrexitが、たまにbreakfastみたいに感じるときがあり、なんだか軽いあまり良い響きではないのかもといった部分もあるようです。

インドの結果はよくわかりませんが、現地の言葉との響きや兼ね合いもあるのでは?といった推測もあります。

結果が発表されるときには、多少は理由も公開されると思うので、機会があればご紹介してみたいと思います。

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