ミステイク

間違えた!はmistakeかmake a mistakeか?

似たように見えるけど意味が違う「mistake(ミステイク)」の使い方を取り上げてみます。カナダ人のスティーブは「mistake」の使い方を勘違いしている日本人はけっこう多いように思うと言っていました。

確かに同じ言葉を使っているので使い方を混同する要素も多いです。

例文を交えて紹介しますが、間違った時点で過去の話なので過去形のmistookかmade a mistakeの形で用いられることが多いです。

結論からいえば、日本人の感覚でいう「間違えた!」は「made a mistake」の方でしょう。

基本的な違いと使い方

基本的な差ですがmistakeを使うならば「何を(どう)間違えたのか?」をはっきりと書かないといけません。

一方の「made a mistake」はどう何もを間違えたのかを言う、書く必要がなく、「間違えた!」だけ言うだけで済みます。

何を間違えたのかを伝えるのはけっこう面倒で、日常会話では詳細が必要ない場合も多いのでmake a mistakeで十分だと思います。

以下、比較を交えながらの例文です。

mistake = think A is B

mistakeを動詞で使うと「AをBと勘違いする」などのように、何かと何かを誤解する、思い違いをするという意味になります。

mistake = think A is Bの意味になります。

I mistook her for my mother.
(私は彼女を自分の母親と勘違いした)

I mistook that man for my brother.
(私はあの男を弟と間違えた)

I mistook the time of my flight.
(私はフライトの時間を間違えた)

文法用語では目的語をとらないといけない、と考えてもいいと思います。「勘違いする、思い違える」と考えてもいいと思います。

make a mistake

単純に「間違える」という意味で使うにはこの形にしないといけません。この場合のmistakeは名詞の扱いになります。

I made five mistakes on the exam.
(私は試験で5問、間違えてしまった)

I made a mistake on the report.
(私は報告書でミスをした)

ミスをしただけで良く「何を間違えたのか?」を言わなくても済みます。こちらのほうが簡単です。

もしこれをmistakeで表現するならば、何を間違えたのかはっきりと明示する必要があります。

I mistook the value of the equipment on page two of the report.
(私は報告書の2ページ目の装置の価値をミスした)

例文の会話

以下の様な会話も成り立ちます。

A: “Pizza is American food.”
(ピザはアメリカの食べ物だよ)

B: “No it isn’t.”
(いや、違うよ)

A: “Oh, I made a mistake in mistaking pizza as American food.”
(ああ! 間違えちゃった。ピザはアメリカの食べ物だと勘違いしちゃったよ)

同じ言葉でも微妙に意味が違ってしまうのでご注意ください。

be mistaken

この形もよく見かけますが「間違っている」なので「be wrong」と同じです。

She thought it was a good job but she was mistaken.
彼女はそれが良い仕事だと考えたが、しかし彼女は間違っていた。

I was mistaken about which movie to choose.
どの映画を選ぶのかを間違えた。

日本語の「ミスった」などに用いられているmissについては『miss / missingの使い方について』の記事でご紹介しています。

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