グッズ

グッズ(goods)とマーチャンダイズ(merchandise)

カタカナで定着している「グッズ(goods)」はどうやら英語ではあまり使われない言葉だと教えてもらいました。

「くまモンのグッズを集めてるよ~」「グッズの販売コーナーはあちらです」の時に使われるグッズです。

別に変な言葉ではなく英語でも普通に「商品」「品物」の意味はあるのですが、日本ほど使われていない言葉です。

「グッズ」は発音しやすく日本人にもわかりやすい言葉だったのでカタカナで定着したのだと推測できますが、日本と英語圏でギャップのある言葉になってしまっています。

ではどういうのかといえば以下の「merchandise」がよく使われています。あわせてstuffも取り上げてみます。

merchandise(マーチャンダイズ)

その代わりに日本で聞くとビジネス用語に感じてしまう「マーチャンダイズ(merchandise)」が日常でも使われています。略して「merch」とも呼ばれます。

これも「品物、商品」の意味ですが、くまモン関連商品のようにキャラクターとタイアップしたものなど少し商業的なニュアンスが出ますが、あまりに気にせずに英語では「グッズ」の感覚で使ってみてください。

She collects Kumamon merchandise.
(彼女はくまモンのグッズを集めている)

特にアプリ内のニュースではさまざまなイベントや関連する商品を紹介しているので、登場回数の多い単語です。ニュースの雰囲気とも合うので、少しビジネス用語的な雰囲気を持つこの単語が使われます。

日常英会話でも普通に使えますがニュアンスとして親戚の子どもに「さあ、おっちゃんがディズニーのマーチャンダイズあげるよぉ~」とは言わないし、子ども達もまた「アナと雪の女王のマーチャンダイズほしいぃ」とも普通はいいません。

日本ではビジネス用語として「マーチャンダイジング(merchandising)」もありますが、けっこうカタカナ使いの言葉になっています。

一般的に「マーチャンダイジングをする」といった場合には、それが意味するのは「商品の仕入れ、販売、管理などの一連の活動、マーケティング」を指しています。

stuffでもOK

日常会話におけるカジュアルな感じならば「stuff」が使われます。そうなるとやはりgoodsが使われない傾向があります。

以下の例文はどれも同じ意味です。

They have lots of Disney merchandise.
They have lots of Disney stuff.
They have lots of Disney goods.
(彼らはディズニーグッズをいっぱい持っている)

どれもほぼ同じ意味ですがgoodsだけ、英語ではあまり使われないみたいです。不可算名詞である点も注意が必要です。

productとitem

他にもいくつか候補がありproductとitem、thingあたりも文章としては成立します。

They have lots of Disney products.
They have lots of Disney items.
They have lots of Disney things.

これらはどれも不自然ではない文章になりますが、やはり言葉のニュアンスの差が出るみたいです。

スティーブに確認してみましたがproductを使うとディズニーそのものが製造している感じを受けるみたいです。

TOYOTAのproductならば製造業であるトヨタ自動車の車を指して問題ありませんが、ディズニーのぬいぐるみなどはディズニー自体が作っているわけではありません。必ずしもそうなるわけではありませんが、言葉の持つ雰囲気からすると「グッズを集めている」に対して使うのはちょっと違和感が出ます。

thingsについてはあまり個人的には使わないけども使う人がいても不思議ではないレベル。itemも個人的には使わないし、絶対にstuffが適切な感じがするけどもアイテムという人がいてもおかしくはない感じみたいです。

翻訳の難しさ

英文でmerchandiseが登場したときは、日本語訳に「グッズ」を入れると一番ぴったりしますが、いつも葛藤があります。

They also set a record for most merchandise sold at Wembley.
(またウェンブリーにおいて最も商品が売れた記録も打ち立てている)

これはBaby Metalのイギリスのウェンブリー・アリーナでの公演をニュースで伝えた内容の一部です。

日本人としては初のウェンブリー・アリーナでのメイン公演だったわけですが同時にグッズの記録も樹立しています。

「グッズ」と訳したらわかりやすいんですが、merchandiseをグッズと訳すのは、goodsという単語が存在している以上はちょっと抵抗があるんですよね。

カタカナとはいえ、英単語を別の英単語に置き換えてしまうケースは、翻訳業界ではどうなっているのか気になるところです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

ピックアップ記事

  1. カタカナと発音が違う英語の都市名一覧
  2. 形容詞(adjective)の順序とネイティブの感覚
  3. 外国人をforeignerと呼ぶのは本当に失礼なのか?
  4. 英会話スクールの講師になる方法
  5. 世界のツイッターフォロワー数ランキング!

関連記事

  1. だいたい2時

    英単語の使い方と単語比較

    approximatelyなんて使わずaboutでいいのでは?

    東京の調布市でプロペラ機が民家に墜落する事故が発生したときにニュースと…

  2. 形容詞

    英文法とライティング

    形容詞(adjective)の順序とネイティブの感覚

    イギリスのBBCカルチャーの編集者であるマシュー・アンダーソンさんが形…

  3. news

    英文法とライティング

    英語ニュースの見出しの文法とルール

    英語のニュースの見出し・ヘッドライン(Headlines)は独特の表記…

  4. after

    英単語の使い方と単語比較

    name after, take afterなど様々なアフターの使い方

    afterは「~の後で、~の後ろに、~の後に」といった基本単語ですが、…

  5. 英語と米語

    イギリス英語とアメリカ米語

    イギリス英語とアメリカ米語を混ぜるのはOK?

    アメリカ人のジェシカさんが書いたニュース記事で、一般的にイギリス英語で…

  6. 犯罪用語一覧

    英単語の使い方と単語比較

    ニュースに頻出の犯罪用語まとめ

    犯罪にまつわる用語でaccus、charge、arrestなどが時系列…

おすすめ記事

  1. パン
  2. フリーティー
  3. はてぶ
  4. センテンススプリング
  5. 失恋
  6. ツイッター
  7. asas
  8. 都市名
  9. 炎上
  10. 外国人

最近の記事

  1. put on / wear
  2. element
  3. ロゼッタストーン
  4. フレーズ
  5. ロッテ・クランキー
  6. フェイク
  7. 自動車
  8. ブレーク
  9. プラクティス
  10. drink and drive
  1. 日本人と無神論

    オーストラリア

    日本人は本当に「無神論者で無宗教」なのか?
  2. カムバック

    英単語の使い方と単語比較

    make a comebackとcome backの違い
  3. Nike:just do it

    文化と体験

    ナイキのスローガンJust do itは死刑囚の言葉から
  4. ユースフルとユースレス

    英単語の使い方と単語比較

    unuseful, useless, usefulの意味と使い分け
  5. ミステイク

    英単語の使い方と単語比較

    間違えた!はmistakeかmake a mistakeか?
PAGE TOP