飲み放題

飲み放題、おかわり無料を英語でどういうか?

飲み放題を英語でいうにはいくつかの表現のパターンがあります。一般的には「all-you-can-drink」や「free refills」を使います。

厳密にいえば飲み放題の中でも何杯でも注文できるような日本の居酒屋・パーティーのイメージから、カフェやレストランなどの「おかわり無料」、またいわゆるドリンクバー的なものまで飲み放題の形もさまざまです。

例文を交えながら代表的なものをご紹介します。先日書いた「食べ放題を英語でどういうか?」もあわせてご覧ください。

all-you-can-drink

all you can drink

食べ放題の項目に書いたことにつながりますがパーティーイベントなどでの飲み放題はall-you-can-drinkが使われることも多いです。

日本の居酒屋などにある飲み放題もこのカテゴリーに入ります。

We have all-you-can-drink soft drinks and coffee!
ソフトドリンクとコーヒーの飲み放題をやっています!

We have all-you-can-drink beer for two hours!
2時間ビールが飲み放題!

We have all-you-can-drink beer, wine, and shochu for two hours!
ビールとワイン、焼酎が2時間飲み放題!

英語の特徴としては正確にはall-you-can-drinkは「飲み放題の」という意味なので何が飲み放題なのかを明確にするほうがわかりやすいです。上の例文でもbeerやcoffeeなどどの商品が飲み放題か書かれています。

グラス交換制のところもあると思いますが以下の例文を参考にしてください。

You can only have one glass at a time.
(意訳:グラス交換制です)

1度にグラスを1つしか持てないよという意味になります。

free refills(おかわり無料)

free-refills

カフェなどの「おかわり無料」の場合はfree refillsがよく登場します。fill(満たす)に「再び」を意味するreをつけたものに「無料(free)」を組み合わせたものです。通常、refillsと複数形で用いられるのが一般的です。

おかわり無料も飲み放題の一種だといえますが、何杯も無制限に飲むわけではなくせいぜい2,3杯のあくまで常識的な「おかわり」の範囲です。

Are there free refills on Pepsi?
無料でペプシのおかわりできますか?

We have free refills of soft drinks and coffee!
ソフトドリンクとコーヒーのおかわり無料やってます!

注文するときは以下のように表現します。

Can I have a refill of Pepsi?
ペプシのおかわりもらえますか?

以下のようにanotherを使うと、たぶん別注文に受け止められるので気をつけてください。

Can I have another Pepsi?
ペプシをもう1つもらえますか?

おかわり自由かどうかわからない場合はコップを持って「free refills?」と店員さんに質問したら「Yes / No」で答えてくれるとおもいます。

フランスでおかわり無料が禁止に

アプリではフランスで無料のおかわりが禁止されたニュースを取り上げたことがあります。対象になるのは「固定された金額で無制限のソフトドリンクを提供」や「無料で無制限のソフトドリンクを提供」です。

The French government has placed a ban on the practice of offering free refills on sugary soft drinks such as cola or sports drinks.
フランス政府はコーラやスポーツドリンクなど砂糖の入ったソフトドリンクを無料でおかわり提供する習慣を禁止した。

次に紹介する日本のファミレスにあるような「ドリンクバー」も禁止です。

国全体での肥満問題への取り組みの一環で、今回の規制の前にすでにソフトドリンクに税金がかけられたり、学校から自動販売機が撤去されるなど、特に若い世代への肥満の抑制が狙いになっています。

bottomless

他にもおかわり自由、飲み放題では「bottomless(底がない)」といった表現もあります。このあたり国による好まれる単語の違いや習慣的に使われやすい業種などもあると思います。

We have bottomless cups of coffee!
コーヒーのおかわり自由です!

We have bottomless glasses of beer!
ビールのおかわり自由です!

しかしながらbottomlessには「底抜けの」以外にも「下半身裸の」といった意味もあります。topless(トップレス)の反対です。bottomlessで検索すると飲み放題とは関係ない画像がいっぱい出てきて困惑します。

ドリンクバーは和製英語か?

ファミレスなどにあるドリンクバー(drink bar)についてはかなり和製英語で、あまり一般的ではない表現です。

salad bar(サラダバー)やdessert bar(デザートバー)については一般的ですが、あまりdrink barを使いません。まずdrink barといえばいわゆる夜のバー的なものを連想させてしまいます。

barとは棒状の細長い板のようなものを指しますが、テーブル席がなく、バーカウンターがそのような形状だから「bar」と呼ばれています。

有名なのはアップルストアにあるGenius Barでしょうか。修理の受付・相談窓口コーナーでジーニアス(天才)がいる、なんでも解決してくれるバーです。この名称の是非は別としても机の形状を見るとこういうのもbarと呼べます。

I took my iPhone to the Genius Bar.
私のアイフォンをジーニアスバーに持っていった。

Genius Bar

Genius Bar

フリードリンク(free drink)

日本ではたまに「フリードリンク」の言葉が聞かれますが、これはおそらく「自由に飲み物を飲んでいい」といった感じの意味合いだと思います。

英語でもfree drinkはありますがそれは「無料のドリンク」を意味します。

This coupon gives you a free drink.
このクーポンで一杯の飲み物が無料です。

この場合には「a free drink」と書いているので文字の上では1杯になり、2杯目以降は不明です。「free drinks」と書き換えてもいいと思いますが、それでもはっきり伝わらない、誤解を招く可能性もあります。

したがって2杯目以降も無料であることを明確に伝えるならばall-you-can-drinkを使うか、もう少しはっきりした言葉にする必要があります。

This coupon gives you unlimited drinks.
このクーポンで無制限の飲み物です。

このfreeについての使い方で商品名の「フリーティー」を無料だと勘違いして万引きしてしまう外国人観光客の話がありました。

soda fountain

ではファミレスなどにあるドリンクバーをなんというのか? については「soda fountain(ソーダの泉)」や「self-serve soda」などが使われます。

このあたり地域差も出ると思いますが、soda fountainは昔からある言葉です。

soda fountain

大昔のsoda fountain

1900年代初頭からこのようなソーダを提供してくれるお店がアメリカにあったそうです。しかし1900年代後半になるとディスペンサーが普及して、紙コップを渡してセルフで勝手に入れてもらう今日の形式が広まっていきます。

その名残でネットカフェにあるようなディスペンサーを今でも「soda fountain(ソーダの泉)」と呼んだり、看板やチラシに書いているケースは見かけると思います。普通に使われている用語ではあります。

以下はカリフォルニアにあるお店ですが「soda fountain」と看板に書かれています。よく見ると「100周年」と書かれているのでかなりクラシックなお店だといえます。

soda fountain

今でも残るsoda fountain

上にpharmacy(薬局)の文字が見られますが、もともとは「炭酸飲料・ソーダ」が薬の一種として作られた経緯があり、このように薬局で子供向けに売られていた過去があります。これは有名な炭酸飲料「ドクターペッパー(Dr Pepper)」の開発が薬剤師によるものだった経緯なども含めて、炭酸飲料と薬局・薬の深い関わりが見てとれます。

昔の映画では子供や若者たちが薬局でソーダを飲みながらたむろするシーンが見られます。

薬局でのソーダ

後ろに並んでいるのはおそらく薬

文章にすると以下の例文のように書くことができます。

We have a soda fountain.
We have self-serve soda.
ドリンクバーあります。

ニュアンス的にも形態としても日本のドリンクバーに近いです。しかし「drink bar」が和製英語ぎみになっている点だけご注意ください。

以下の関連記事もあわせてご覧ください。

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