ネコ

いつ使うかわからないfeline(猫)とcanine(犬)

猫エイズの話題をとりあげた時にfeline(猫の)という言葉が出てきました。

catでいいのでは? 犬はcanineではなくdogでいいのでは? と思いながらネイティブと話しあってみました。

feline(猫の)canine(犬の)

主に形容詞で「猫の、ネコ科の、猫のような」の意味で使われますが、名詞で「猫」そのものを意味することもまれにあります。

他の動物でも以下の様な同様の位置づけの単語があります。

feline(猫の)
canine(犬の)
bovine(牛の)
avian(鳥の)

This is a new strain of avian flu.
(これは新しい鳥インフルエンザの型です)

He’s an expert in canine behavior.
(彼は犬の習性の専門家だ)

He has a bovine appetite.
(彼は牛の食欲がある/大食いだ)

The police brought in a K9 unit to find the bomb.
(警察は警察犬部隊を爆弾発見のために導入した)

警察犬をK9と呼ぶのは「K9=canine」で発音が同じだからだそうです。

生物的な分類でいえばcanineは「イヌ科」なので狼やきつねも含まれるといった部分は確かにありますが、犬単独を指してcanineと呼ぶケースも多いです。

難しい言葉ではない

これらの言葉は多少はアカデミックな雰囲気はあるものの、決して「難しい言葉」ではないそうです。

普通のネイティブならば誰しもが知っていて、使う部類の単語であって、専門家だけしか使わないといった言葉ではありません。

Can you buy cat food at the supermarket?
(スーパーでキャットフードを買ってきてくれる?)

ではcat foodをfeline foodに置き換えてもいいのか? と確認しましたが「文法上問題はなく言ってもいいと思うけど、そういう人はかなり少ないと思う」と回答がありました。

多くは言葉の相性や語感の問題であって「cat food」などは、これで一般的になってしまっている言葉です。

一方で「feline AIDS (猫エイズ)」を「cat AIDS」といってもいいのかといえば、これも意味としては問題ありませんが、雰囲気が軽い感じがしてしまうそうです。

people vs human

スティーブの意見によればこれらは「people(人々)」と「human(人間、人類)」のような言葉の扱いと似ているそうです。

日本人が話す英語、特に初心者の傾向として「human」が「人々、みんな」の意味でよく使われがちだと、彼は指摘しています。

①I like people.
②I like humans.

①は「人々が好きだ」みたいな意味ですが、②は「人間、人類が好きだ」のように、ちょっと言葉のミスマッチがあります。

確かに日本人にとっても「人間・人類」は多少アカデミックですが、特に難しい言葉ではありません。

「みんなあのお店のラーメンが好きだよ」と言うべきところに「人間はあのお店のラーメンが好きだよ」と言ってしまう感覚に近いかもしれません。

felineとcatの関係もこれに似ているそうなので、多くの言葉に触れて感覚的に雰囲気を感じ取ってください。日常会話ではdogやcatでも問題ないと思いますが、生物として犬や猫がテーマ、主題のニュースなどではより見かけることになるかもしれません。

余談ですが和製英語の「ヒューマン・ドラマ」もすごく気になってしまう英語だといっていました。

dramaそのものが深刻な内容の物語を指します。それにhumanをつけると、すさまじく壮大で真剣な物語のように感じます。

カタカナの「ヒューマンドラマ」はどちらかといえば、ほのぼの系の物語も多いです。

日本人は「human/ヒューマン」をよく使うけど、そこまで日常で連発するような言葉ではないかも…と言っていました。

確かに「人類、人類」と連発する外国人がいたら、ちょっとやばい感じはするので感覚はわからないでもないです。

猫エイズについて(FIV)

猫の写真
冒頭に登場した猫エイズについてご紹介します。

私の周りにも猫を飼っている人は何人かいますが、「猫エイズ」という言葉は初めて聞きました。

猫エイズは猫免疫不全ウイルスへの感染によって引き起こされる病気だそうです。

免疫機能が低下し病気にかかりやすくなるのですが、進行すると人間のエイズに似ているため猫エイズと呼ばれているようです。

エイズという呼び名から、人に感染するのでは…と思ってしまいますが、人のエイズとは全く別の病気なので、人の病気がうつったり、猫から人にうつったりすることはないそうです。

また感染したら即発症するというわけではなく、普通の猫と全く変わらない状態で長く生きることも多いと言われています。

特殊な病気ではなく、杉並区獣医師会によると、外に出して飼っている猫や野良猫など「外猫」の10%がかかっているのだそうです。

ネコリパブリックでは、この呼び名が引き取るのを躊躇させる要因にならないよう、猫エイズにかかった猫を「りんご猫」と呼んでいます。

動物を飼うということはどんな場合でも責任を伴うものですが、こういう病気を抱えている場合はなおさら。あえて里親になろうという人はやはり少ないでしょう。

ネットで調べてみると、「猫エイズのキャリアの子の里親探しは難しい」「保護した猫がFIVに感染していたことがわかり同じ場所に戻してきてしまった」など難しい現状を綴った書き込みが多々見られます。

一方で「りんご猫」を引き取った人の体験談もたくさん見つかりました。飼うきっかけとなったのは「一目ぼれ」が多いようです。

こうして文字で書いたり読んだりしていると「飼うのはちょっと…」と思ってしまいますが、目が合ってしまえばそんなことも関係なく思えるのかもしれません。「放ってはおけないと思った」というコメントもありました。

我が家では犬を飼っていて、皮膚が弱いため獣医代や手間もかかりますが、それ以上のもの、愛情というか癒しというかを与えてくれるのは間違いありません。

ネコリパブリックは「日本の猫の殺処分ゼロ」を目標に保護活動をしています。

「犬派」の私ですが、一度猫カフェに行ってみようかと思っています。

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