料金の英語

fare / fee / charge / admissionなど料金の違い

料金もその性質や形態によって表現・単語が異なるので注意が必要です。ニュースに登場する表現を中心に拾い上げてみます。

登場する単語は「fee」「fare」「admission」「charge」です。

全般的にいえるのは必ずしも「これはfee!こっちはfare!」とスパッと割り切れるものではなく、ネイティブによっても見解がわかれるケースもあります。

admission(入場料)

admissionは「入場料、入館料、入会料金」などとされ「何かに入ること」の料金全般を指します。イベント情報関係のニュースで登場します。

美術館、展覧館、水族館、何かのグループ、自分の家であっても「入ること」そのものに対してかかる料金です。USJやディズニーランドも入場料を払えば、後は遊び放題になるので入ることに主眼を置いた料金です。

個別のアトラクションに乗っても乗らなくても料金は変わらない、そういった性質の料金を指します。(厳密にはUSJは別料金のものもあります)

Admission for this exhibit is 1,900 yen with a pamphlet.
(この展示会への入場料はパンフレット付きで1900円です)

ただし学校の場合だけtuition(授業料)という専用の言葉があります。

fee(サービスの料金)

こちらはサービスに対して支払われる料金全般を指しています。

病院などがわかりやすく、病院に行くことそのものには料金はかかっていません。病院の建物に入ることにも料金はかかっていないと判断できます。

ただ個別のドクターの診察に対して料金はかかってくるので「fee」であると判断できます。

There is a fee to open a bank account.
(銀行口座開設には料金がかかる)

The psychiatrist’s fees are very high.
(精神病医の料金はとても高い)

For a nominal fee

有料を示す広告の表現の場合For a nominal feeという一文もよく見かけます。

「ほんのわずかな」という意味で「たったこれだけの低価格で○○が!」みたいな広告でありがちな表現なので覚えておきましょう。実際には安いのかどうかはご自身でご判断ください…。

For a fee/For a charge/For a priceなど「有料」を示す表現はあるのですがそんなに見かけることもなく、有料の場合はいきなり「○○は□□ドル!」と値段を表記されている場合が圧倒的に多いです。

charge(サービスの料金)

chargeもfeeと同じサービスへの料金としても使えます。ただ所有格の形(~の料金)とするケースはあまり好まれない傾向もあるみたいです。

There is a charge to open a bank account.
(*この形はOK)

The psychiatrist’s charges are very high.
(*この形はちょっとまぎらわしい)

というのもchargeには動詞、名詞でさまざまな意味があります。以下のような言葉を比べてみてください。

①Doctors charge a lot of money.
②A doctor’s charge is expensive.

上は動詞で「charge(請求する)」下は名詞で「料金」ですが、前半部分の発音はほぼおなじでまぎらわしいです。こういった混乱があるので同じ料金をあらわせるfeeがこの方が明確です。

A doctor’s fee is expensive.

このようにfeeを使えば、より明確に伝わります。

feeとchargeの違い

目に見えないサービスの利用料などに対して使うfeeとchargeの違いについて、カナダ人のスティーブに何度も確認しましたが「基本的には一緒」だということです。

feeのほうが少し専門性が高い職業(医者、弁護士)などの、さらにランクが高い人に使う傾向があるといった、突き詰めると細かな差があるにはあるようです。

これはネイティブによっても「一緒だよ」「微妙に違うよ」といった見解がわかれそうな感じです。

When you get a phone there are many additional fees.
=When you get a phone there are many additional charges.

「電話を手に入れると、多くの追加費用がかかる」といった日常の会話の範囲内では置き換えが可能なものが大半です。学習者レベルならばこの理解で十分だと思います。

しかし、ネイティブレベルの表現の自然さを求めると、たしかに差がでます。

I don’t want to go to plastic surgeons, their fees are outrageous.

I don’t want to go to plastic surgeons, their charges are outrageous.

「形成外科には行きたくない。料金が法外だ」といった意味ですが、この場合はfeeが自然になるそうです。

しかしchargeでも文法的に間違いではなく「あまり一般的ではない言い方」といった程度の自然さの問題になります。

習慣的に使われる言葉の組み合わせや相性の問題もあると思うので英文に多く触れて自然な感覚を身につける必要がありますが、なかなか難しいと思います。

fare(交通機関の料金)

fareはタクシー、電車、飛行機など交通機関の料金を指します。「運賃」と考えてもいいと思います。

The city is planning to raise fares for buses and subways.
(市はバスと地下鉄の料金の値上げを計画している)

I would love to fly first-class but the fares are outrageous.
(ファーストクラスでぜひ行きたいけど、料金が法外だわ)

判断がわかれたケース

ニュースの記事や会話の中で「これはどっちの単語?」と確認したときに、どっちでもOKなものや、性質から判断してどちらかに分類したものがあります。

実際の事例を少しご紹介します。ネイティブの意見を聞いてみても、多少、見解がわかれるようなものもあるようです。

admissionか?feeか?

私達が作るアプリ「ざっくり英語ニュース!StudyNow」にはプレミアムと呼ばれる機能があります。表記がゆれていて「プレミアム会員」「プレミアム機能」の2種類があって、何も考えずに書いていました。

音声がすべて聞けたり、鍵付きの記事が読めるようになったりする、クックパッドや食べログの有料プランのような拡張機能だと思ってもらえればわかりやすいです。

これって「admission / feeのどちらなのか?」と確認してみました。

StudyNowのプレミアムは性質としては「fee」にあたるという判断です。「プレミアム会員」と表記があっても料金の性質としてはfeeです。

実際に会員名簿を作っているわけでもなく、名前、住所や電話番号なども聞いていません。実態としては何かのグループに入るというよりも、アプリ内のサービスに対してのfeeの要素が強いそうです。

ただしネット系のサービスでもオンラインサロンなど「グループに入る」というニュアンスや性質が強ければadmissionになることも考えられます。

今後はStudyNowのプレミアムは「会員」をやめて「機能」に変更していきたいと思います。

feeか?fareか?

アメリカで月額制で飛行機が乗り放題になる『OneGo app』と呼ばれるサービスが開始しています。

主にLCCなど格安航空を中心としたもので、エリア限定で西部:1500ドル、中部:1950ドル、東部:2300ドル、全土:2950ドルの月額プランで利用できます。

ただスタートしたばかりでビジネスクラスやファーストクラスの予約はできず、空港も全部ではありませんが、飛行機で移動の多い人ならば利用する価値のあるプランではないでしょうか。

このケースは非常に面白いところで、サービスであり交通機関ですが、サービスへの支払いと判断してfeeを使っています。

OneGo app offers unlimited air travel for a monthly fee
(ワンゴーアプリが提供する月額料金で乗り放題の空の旅)

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