寄付

「寄付する」のdonateとcontributeの違い

donateとcontributeは共に「寄付する」といった意味ですが、かぶる要素もあり、ちょっと意味合いやニュアンスが異なる点もあります。

カタカナではまだ「ドネイション」のほうが聞かれるぐらいですね。海外では「フードドライブ」といった寄付の募集行為も一般的でたびたびニュースに登場します。

日本の「献血」なども含めて寄付行為全般を例文付きでまとめてみました。

donateは貧しい人達、困っている人達を助ける意味で何かをあげることで「寄贈する、寄付する」です。チャリティーなどがそうです。

名詞はdonation(ドネイション)です。

I donate blood every few months.
数ヶ月ごとに献血している。

She donated toys to children in developing countries.
彼女は途上国の子どもたちにおもちゃを寄付した。

He donated $1,000 to a cancer research charity.
彼は1000ドルを癌研究のチャリティに寄付した。

臓器などを提供することもdonateです。

contribute

こちらは「貢献する、寄与する、寄付する、献金する」などの意味です。

名詞はcontribution(コントリビューション)です。

あげた先が大きな組織や集まり、何かを集めている団体、大掛かりな収集だったりする点で異なります。相手がそもそも大がかりで募集をかけているケースが多いです。

しかし共通して使えるケースもあるのでそれは下に書きます。

I contributed money to the senator’s campaign.
上院議員の選挙活動にお金を献金した。

His grandparents contributed to his college fund.
彼の祖父は大学の基金に献金した。

両方OKのケース、ダメなケース

似たような意味、かぶっているのは事実で、置き換え可能で両方OKのケースもけっこうあります。

〇 I contributed to the AIDS fundraiser.
〇 I donated to the AIDS fundraiser.
エイズの資金集めに寄付した。

上の例文などは、どちらでも特に問題ありません。

しかし、以下の例文などは変です。

◯ I donated my kidney to my brother.
弟に腎臓を提供した。

✕ I contributed a kidney to my brother.

この場合など明らかで、下のようにcontributeで書くと弟が腎臓を集めている人のように読めます。

またイメージ的に一般的でないケースもあります。言葉の相性の問題でもあります。

◯ I donated blood after the earthquake.
▲ I contributed blood after the earthquake.
震災の後で献血をした。

血液はいっせいに集める感じと少し違うので、一人で病院に行って個人的に献血するならば「donate」です。

しかし日本の駅前でやっているのはcontributeに近い要素はあります。献血については以下の項目も参考にしてください。

food drive(フードドライブ)

「〇〇ドライブ」の名称はあまり日本では聞きません。フード・ドライブはアメリカの助け合い運動の一つで保存食などを持ち寄り、貧困層に分配する仕組みです。

食べ物を持ち寄るフード・ドライブや、その配布を行うフードバンク(食料銀行)などの活動は、日本では意識しないとあまり見かけません。

She contributes to her local food drive.
彼女は地元のフードドライブに寄付している。

Many supermarkets hold food drives and give the canned goods to homeless shelters.
多くのスーパーではフードドライブを開催して、缶詰をホームレス施設に贈っている。

食べ物以外にもさまざまな〇〇ドライブが存在しています。

Every Christmas season you can find many toy drives around the city.
クリスマスシーズンには、多くのおもちゃドライブを町中で見かけることができる。

スティーブにも確認したところ、カナダでもごく普通に行われているそうで、日本とは少しカルチャーの違いを感じます。

個人で余っている食料のほかに、企業が包装の傷みなどで、品質に問題がないにもかかわらず市場で流通出来なくなった食品なども提供されています。

日本ではたまに、ニュースなどでは「炊き出し」が行われている様子が報道されますが、あれは保存が効かないため少し意味が違います。

ネットで検索すると、このようなフードドライブの活動をされている団体をいくつか日本でも見かけることができます。

アメリカでのフードバンクは1960年代にアリゾナ州フェニックスで、まだ食べられる商品が大量に廃棄されているのを聞き、スーパーと交渉を行い、地元の教会に食品を備蓄する倉庫を貸してくれるよう頼んだことにはじまったとされています。

blood drive(献血)

日本の駅前などで献血車が来て献血を呼び掛けているのは「blood drive」と表現できます。

しかし「〇〇ドライブ」は不特定の人に呼び掛けて集める行為なので、個人で病院に行って献血(donation)することとは意味が違います。

I donated blood yesterday at the Red Cross.
私は昨日、赤十字で献血をした。

The Red Cross held a blood drive in the shopping center.
赤十字がショッピングセンターで献血の呼びかけを行っていた。

スティーブに「みんなで車の寄付を募ったらcar driveになるの?」と確認してみましたが「あまり見たことがないけど、言葉の理屈としては可能だと思う…」と言っています。

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