決心

determineとdecideの違い

ニュースにもよく登場するdetermineは、使われ方や文脈によっていくつかの日本語訳が考えられます。「決心する」とおぼえている人も多いかもしれませんが、それだけでは対応できない場面も多いのでまとめてみました。

またよく比較される「decide」との違いにも触れますが、ネイティブにヒアリングしてみると「determine」と「decide」は明らかに別の単語で、日本人が類似単語だと思う感覚とは違うみたいですね。

使い方もいくつかパターンがあるので、例文と共にご紹介します。

be determined to(決心する)

「決心する、決意する」の意味で使う場合はbe determined (to)の形になります。want to do(~したい)の強力な形、つまり決心すると考えてもいいと思います。

She is determined to become a doctor.
(彼女は医者になると決心している)

I am determined to catch all of the Pokemon.
(私はすべてのポケモンを捕まえると決心している)

You can’t stop him from joining the army. He’s determined.
(彼が軍に参加することを止めることはできない。彼は決心している)

determineでの使い方

I determineのような形で使うと、判断する・究明する・見つけ出すなどの意味になります。基本的には「判断する」だと思って間違いないと思います。

いくつか意味ごとに例文を出してみます。

判断する、見極める

この「判断する」の意味で使われることもニュースでは多いです。

We determined this was the best house to live in.
(私達はこの家が住むのにベストだと判断した)

アプリで配信したニュース文からの実例を紹介しておきます。

東京のアートイベントで火災があり5歳の男の子が亡くなる事故がありましたが、主催者は事前に作品をチェックして火災は引き起こさないと「判断」していました。

Organizers determined it did not pose a fire hazard.
(主催者は火災を引き起こさないと判断していた)

この場合、主催者が「決心」したわけではないのは明らかです。

決定する

決定すると考えるか、引き起こすと考えるか微妙なところですが、何かが決まることを指します。

The weather will determine what I will do today.
(天気が今日なにをするか決めるだろう)

This exam will determine whether or not she will go to a top university.
(この試験が彼女がトップ大学に入れるかそうでないかを決めるだろう)

解明する・判明する

判断すること、見極めることからもう少し広げて、研究などで「(事実などを)見つけ出す、(原因などを)究明する」の意味にもなります。

研究や注意深い物事によって何かがわかることを指します。判明するとしてもいいかもしれません。

Scientists determined that eating pasta doesn’t make you fat.
(科学者はパスタを食べても太らないことを解明した)

The jury determined that his boss’ death was an accident and not murder.
(陪審員は彼のボスの死が事故であり殺人ではないと判断した/わかった)

受動態での注意

ポケモンGOでプレイヤーが運転中と判断された場合には警告文が表示されることを表した記事がありました。

The GPS-based game currently issues a warning if a player is determined to be in a vehicle.
(このGPSに基づいたゲームは現在、もしプレイヤーが乗り物に乗っていると判断された場合には警告を発するようになっている)

be determined to の形で「~を決心する」の意味になりますと冒頭に書きましたが、ここではdetermineが受け身(受動態)になっているだけなので、ものが違います。

この場合、プレイヤーが乗り物の中にいるぞ!と決心するしたら警告が発せられるわけではありません。

プレイヤーが乗り物の中にいると「判断」された場合に、警告が発せられます。混同しやすいのでご注意ください。

decideとの違い

決心する、決めると訳すとdecideとの違いが気になるところです。

ネイティブに確認するとこれら2つが日本人が似た単語だと思っていることが不思議がられて、そもそも根本的なところで異なっている雰囲気があります。

decideは「選んだ」ことをフォーカスした表現です。

decide

上の写真の女性のように「どちらのワインにしようかな?」と選んだあげくに決めることが「decide」です。右に行くか、左に行くか、医者になるか、政治家になるか、さまざまな選択の中から選ぶことです。

一方の「be determined to」は下の画像の女性のように何かを強く決心することです。そして、それに全力を注いで取り組むことです。「決意する」と考えてもいいと思います。

決心

スティーブに言い換えも含めて書いてもらいました。

She is determined to be a doctor.
= She puts 100% of her energy into becoming a doctor.

She decided to be a doctor.
= She chose “doctor” as her career.

選ぶからにはもちろん、医者になりたいと思っているはずですが「医者になろうか? 政治家になろうか?」と迷っているときに、医者を選ぶのがdecideです。

一方のbe determined to は選ぶというよりも、すでに選択は決まっており、医者になるぞ!と決めて、1日何時間もかけて勉強して取り組むことです。

I decided to eat a pizza for dinner.
(夕食にピザを食べることに決めた)

I am determined to eat a pizza for dinner.
(*表現として変です)

「決心した」と日本語で考えてしまうと同じような感じになってしまいますが、英語では下の表現は大げさすぎて変です。

ピザはどこでも買えるので、わざわざbe determined toする必要がないからです。

関連して決心する度合、挑戦しようとする度合のレベルの差を解説した記事があります。

何かを決心したりする度合い、何かをやろうと思った場合の程度の強さをネイティブスピーカーに並べ替えてもらいました。

厳密には数字でスパッと割り切れるような概念ではありませんが、参考としてパーセンテージを掲載しています。

決心することの度合い

上に行くほど想いとしては強く、下に行くほど決心の度合いとしては弱くなっていきます。

【STRONG】
be determined to
intend to
will / going to
plan on
be thinking about
【WEAK】

あくまで目安としてのパーセンテージを書くと以下のような感じです。

ダイエットしようかな、の度合いの強さです。文法上、後ろに-ingを取るものがあるので注意してください。

90%
I am determined to lose weight.

80%
I intend to lose weight.

70%
I will lose weight.
I’m going to lose weight.

60%
I plan on losing weight.

50%
I’m thinking about losing weight.

50%以下はつまり「半分以上はやろうと思っていない」ことになります。この場合はそのままnotを入れると成立します。

40%
I am not determined to lose weight.

30%
I don’t intend to lose weight.

20%
I won’t lose weight.
I’m not going to lose weight.

10%
I don’t plan on losing weight.

0%
I’m not thinking about losing weight.

関連表現として別ページにまとめたものがあるので合わせてご紹介します。

参考:『和製英語の検証「チャレンジ(Challenge)

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