比較級

比較級は会話ではわりと適当

ニュースに登場した英単語securerはsecure(頑丈な、しっかりした、安全な)の比較級です。

比較級の作り方は短い単語はer、長い単語はmoreをつけると学校で習いました。

長い短いは、単語のアルファベットの数の問題ではなく、正確には音節(syllable)つまり、ひとまとまりの音のくぎりの数から判断しています。

dessertはdes/sertで2音節、environmentならばen/vi/ron/mentで4音節になります。普通の辞書ならば音節の区切りもあわせて掲載があります。

dessert

environment

カタカナにすると「デ・ザ・ア・ト」や「エ・ン・バ・イ・ロ・メ・ン・ト」のようになってしまい、単語に対しての音のひとまとまりの捉え方がネイティブとは違ってきます。

これは日本人特有の発音やアクセント、イントネーションの問題にもつながります。

よく「英語の発音が悪くて通じない」と悩む人がいます。

確かにLRやTHのように発音の問題もありますが、実は音節の問題のほうが大きいのではないかと思うことがあります。

結果的に重要な要素であるアクセントやイントネーションが崩れて、英語が通じなくなっている可能性もあります。意外に発音はそんなに悪くないかもしれません。

音節の数による比較級

短い1音節の単語はerをつけて比較級を作ります。

hot – hotter
cheap – cheaper

長い3音節以上はmoreをつけます。

more expensive
more dangerous

問題は2音節はどっちになるかは単語によるという話です(突き詰めれば法則はあるようです)。

secureなどがそうです。この場合はsecurerとするのが正解です。

ただし会話上はどっちも使っている人がいて、ネイティブは気にしていないそうです。あくまで会話表現としての話です。

①The new Japanese passports will be more secure than the ones now.

②The new Japanese passports will be securer than the ones now.

「日本のパスポートは今のやつよりも安全性が高くなるだろう」の意味です。

①は文法上は正しくはないけれど、会話表現としてはOKでありふれている。

②は文法上も正しく、かつ会話表現としてもありふれています。

他にもまだまだある

healthyなどは比較級になるとhealthierになりますが、これはネイティブにとっても少し言い難く感じるそうです。

③These chips are more healthy than Doritos.
(これらのチップスはドリトスより健康的だ)

ドリトスはアメリカのお菓子です。この③のケースも文法上は正しくないけどOKです。

他にもsimplerなども日本人にはちょっと発音しにくく、more simpleのほうがいいやすいです。

スティーブが言うにはhotですらmoreをつけてもたぶん大丈夫だろうという話です。

④Osaka is more hot now than two months ago.
(二ヶ月前より大阪は暑い)

「OK」「たぶん大丈夫」が何を意味するかといえば「ネイティブの日常会話内の文法の崩れで特に変には思われない」程度のものです。

ただしOKじゃないものがあり、3音節以上のものにerをつけると変になります。

A Rolex is expensiver than any other watch.
(ロレックスは他の時計よりも高い)

「エクスペンシヴァー」という人はまれだし、言ったらちょっと変な人と思われるかもしれない、とのことです。

もちろん試験などでは教えられた形で書くのをおすすめしますし、ニュースではsecurerをちゃんと使っています。

あくまで会話表現という前提があるので受験生等はご注意ください。

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