known to

be known toの意味と使い方

「be known to + 動作」の使い方がネットで検索しても日本語であまり情報がありませんが「occasionally do(ときどき、◯◯をする)」の意味になるそうです。

「~する癖がある、~する習慣がある、~をたまにする」と考えたほうがわかりやすく「知られている」と訳すと混乱するときがあります。

いくつか整理すべき点があるので順番に書いていきましょう。

be known to + 地域名など

この使い方はまだわかりやすく、シンプルにその地域などで知られているといった単純な意味になります。

He is known to all the world.
彼は世界中で知られている。

ニュースで見かけた表現などは、この意味ではなくもう1つの以下の形です。

be known to + 動作

カナダ人のスティーブにいわせるとbe known to は「occasionally do(ときどき、◯◯をする)」の意味になるみたいです。

上で紹介した「知られている」と訳すものとは少し種類が違います。

この表現は必ずしも有名人や有名なものに使う必要はなく、私達の習慣にも使うことができます。

Johnny Depp is known to play strange characters.
ジョニー・デップは変なキャラを時々演じる。

有名人である必要はないので、私達が趣味などでたまに楽しむことにも使えます。

I’m known to have a beer every once in a while.
私はたまにビールを飲むことがある。

I’m known to smoke.
私はタバコを吸う習慣がある。

I’m known to go to MacDonald.
私はマクドナルドに行く習慣がある。

このように「知られている」といった日本語から意味が離れているため、asやforとは別物だと考えたほうが混乱せずにすみます。

My brother has been known to draw pictures.
=My brother occasionally draws pictures.
私の兄はたまに絵を描く。

Cats have been known to climb that tree.
=Cats occasionally climb that tree.
猫はたまに木に登る。

場合によっては「~で知られている」と考えてもいいのかなとは思います。日本語でどう考えたらいいのかはいまだに納得できない部分があります…。

A: Are you good at shogi?
B: Well, I’ve been known to win a game or two.
A:将棋は得意?
B:え~と、たまに1,2回は勝つことがあるよ。

この会話が意味するのは、おそらく得意ではあるけど、そこそこでめちゃめちゃ自信があるわけではないといった雰囲気です。

ニュースでの実例

ロックンロールの大御所、パイオニアだったチャック・ベリーが亡くなったニュースをざっくり英語ニュース!StudyNowの中で取り上げたときに登場しました。

Berry is known to have heavily influenced many of the great rock bands such as the Beatles and Rolling Stones with his singles such as “Johnny B. Goode” and “Maybellene” .
ベリーはしばしばビートルズやローリングストーンズなど偉大なロックバンドに『ジョニー・B・グッド』『メイビーリーン』などの楽曲で多大な影響を与えた。

known toを使っているこのニュース本文を訳すと「チャック・ベリーはビートルズやストーンズなど偉大なロックバンドにしばしば影響を与えた」となります。

known for(~で有名だ、~によって知られている)だとまったく意味は変わりますが文章としては成立します。

①Chuck Berry is known for influencing many artists.
チャック・ベリーは多くのアーティストに影響を与えたことで有名・知られている。

②Chuck Berry is known to have influenced many artists.
チャック・ベリーはしばしば多くのアーティストに影響を与えた。

①も②も文法的にも間違いはなく、自然な文章であり、事実と照らし合わせても決して間違いではありません。

しかし①の場合、チャック・ベリー自体が多くのヒット曲がありそもそも有名であって、ビートルズやストーンズに影響を与えた師匠的存在だからこそ有名だとか、そういうわけでもありません。

「エアロスミスはB’zに影響を与えたことで有名だ」や「エルビス・コステロはミスチルに影響を与えたことで知られている」とknow forで書くと、それはある意味で事実ですが別にB’zやミスチル関係なく、そもそもエアロスミスもエルビス・コステロも大スターで有名です。

したがって間違いではありませんが、ちょっと文章としてしっくりこない感じがします。

known for / known as

known forとknown asの違い、使い分けについては別記事に詳しくまとめています。

forの後ろはスキル、技術、特徴などのその人がhave(持っている)で表せるような性質が入ります。

asの後ろにはニックネーム、別名などbe動詞で表せるものが入ります。詳しく解説しているのでご覧ください。

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