among

amongとamongst、amidとamidstの違い

タイトルに使われている4つの言葉はほぼ同じ意味で「~に囲まれた、~の間に」といった形で使われます。

among
amongst
amid
amidst

結論からいえばamong/amongstはスペルが違うだけで同じ意味になります。歴史的にはamongstのほうが新しい言葉だそうです。

ここでは同様に「~に囲まれて、~の真ん中に」として使われるamid(amidst)についても掲載しています。

“among” と “amid”は明確な違いはさほどなく、ほぼ同じ意味ですが、使われる傾向やレベルで差がでます。例文を作成してもらったのでご紹介していきます。

地域による違い

言葉のニュアンスや使い方についてイギリス人のダンとカナダ人のスティーブに違いを確認してみると、北米英語(アメリカ・カナダ)では「among」や「amid」が好んで使われる傾向があります。

カナダ人のスティーブによると語尾の「-st」が、日常で使うには堅苦しくフォーマルに響きすぎるからだそうです。

一方でイギリス人のダンの場合は以前にニュース文の中に登場したamongを、彼の要望でamongstに書き換えたことがあります。このあたりお国柄でしょうか。

Windowsの文字校正機能ではamongstに赤線がひかれてスペルミスではないかとアラートがでます。

amongの使い方

Amongは、複数の個々の物体に囲まれている状況で使われることが多いです。

He was hidden among the trees of the forest.
(彼は森の木々の間に隠れた)

Among all the people in her class, she was the tallest.
(彼女のクラスの人々の中で、彼女は最も背が高かった)

I looked through the menu, and among all the choices I found the perfect dish.
(私はメニューを見渡し、そして、すべての選択の中で完璧な料理を見つけた)

このように森に囲まれてはいますが、木は1本1本と数えることができます。メニューやクラスメートも同じで1つ1つ個別に考えることができるものの中にいるケースで使われることが多いです。

amidの使い方

一方のAmidは後ろに続くのは、囲まれている物体、周囲にあるものが、単一の場合に使われる傾向があります。

He was lost amid the ocean.
(彼は海で迷子になった)

She can be seen amid an Edo scene.
(彼女が江戸の風景にいる姿が見られる)

上の例文は絵画などの状況を説明したものです。

Amid all of the chaos, an answer could be found.
(混乱の中に答えは見つかるだろう)

the ocean(海)やan Edo scene(江戸の風景)のような単一の大きな何かの中、間にいる場合に使われる傾向があります。

傾向があるだけで複数形のものに使っても別に変ではありません。

amidは実体のないものでもOK

Amidの特徴として感情や思考など、実体のないものに囲まれているときにも使えます。

反対にAmongは物体に囲まれている場合にのみ使います。

Amid concerns over gun control, Obama made a historic speech.
(銃規制の懸念の中で、オバマは歴史的なスピーチをした)

The leaders of the EU met amid fears of more countries leaving.
(EUの指導者達は、さらなる国々が離脱する不安の中で会った)

Amid all of the criticism, the actor continued to be successful.
(すべての批判の渦中で、この俳優は成功し続けた)

このようにamidは批判、懸念、不安などモノとして実体のない概念などに囲まれている、渦中にいる時にも使うことができます。

スペルのamidとamidstも同じなのであまり気にしなくていいと思います。

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